奥秩父・金峰山
日 程 2009年1月10日(土)~11日(日)
行 程 1日目 小淵沢駅(前夜泊)~(小海線)~信濃川上駅~(バス)~川端下~(林道) ~金峰山荘~中ノ沢出合~金峰山小屋(泊)
2日目 金峰山小屋~金峰山往復~往路を戻る
形 態 雪山登山
天 気 10日 曇り時々晴れ
11日 晴れ
講 師 塾長
参 加 Yoさん、Yaさん
-記録(Yoさん)-
1月10日 前夜 中央線最終電車で小淵沢駅に集合。もうすでに何人かの登山者が寝袋を広げていた。翌朝6:10分の小海線で信濃川上6:53分に到着。7:10分のバスを待つ。まだ余裕があるとトイレに行っていたらバスは予定時間前に早々と出発、あわててバスを追いかける。バスの運転手さんは「川端下(かわはっげ)には上げれないかもしれないよ。そんときは途中から歩いてもらうから」とぶっきらぼうに一言。バスは千曲川沿いに東へ進み、梓山で引き返し秋山まで戻ってそこから、金峰山川に沿って南へ進む。幸い川端下まで上がってもらえた。「山が荒れてるから気をつけて」と言って運転手さんは戻っていった。意外に親切な人だった。
バス代は5
80円也。いよいよの雪山登山。まずは林道歩きから。まだ誰も通っていないようだ。前日に積もったふかふかの新雪で歩きやすいかと思ったが、その下にツルツルの氷があり、これが滑って足をとられ非常に歩きにくい。途中には武蔵野市の自然村などがあり、正面には小川山前衛の鋸歯のような屋根岩が見える。そこをまわりこんだところが廻目平、そこから約30分で金峰山荘だ。ここまではなんとか登山地図のコースタイムより若干早いぐらいのペースで歩けた。この辺りはフリークライミングのメッカだそうで、ボルダリン
グの岩やボルトの打たれた岩などが道脇に凍りついている。中ノ沢の出合まで緩い上りになると慣れない荷が重く息が上がる。約一名が遅れだし時間がかかってしまった。金峰山登山口で早めの昼食。気温が低く寒い。小雪もぱらつきはじめる。連休なので車で来た先行者がいるかと思ったが誰もおらず、登山道は
雪に埋まり木に付けられた黄色い矢印がなければどこが道かもわからない。 ここからは急な登りが続く。林道と同様に積もったばかりのふかふかの新雪の下には硬い氷があり、雪上訓練で習ったように蹴りこんでと思うがなかなか蹴りこめず、滑って転ぶとさらに体力を消耗。「あと半分ガンバって!」の標識の中間点で一休み。しかしここからが長かった。尾根上の樹林の中にはロープが張ってあり、それを目印に急登が続く、2300mの標識を越えて斜面を斜めにトラバースし、北西に張り出す尾根に上がるが、まだ樹林のロープは続く。しばらく傾斜がゆるくなりまた斜面をトラバース気味にあがり、約50mの最後の急登でやっと金峰山小屋脇に飛び出す。左に建つ夏の小屋は施錠されており、右の自炊小屋に泊まる。 
地獄の歩きの後は天国が待っていた。清潔なログハウスで床はフローリング、毛布もたっぷりおいてあり、真ん中には木製の大きなテーブル。ここを我々3名で広々と独占する。
まずは暖かい飲み物で一息ついたあとビールと梅酒で祝杯をあげ、そのあとはゆっくりと塾長の奥様が材料を準備してくださった暖かいキムチ鍋の豪華な夕食を堪能した。
外に出ると夜空には満点の星、澄んだ冷気の底に清里の町とスキー場の灯が光っていた。
昼の疲れも出て早々と寝袋に入る。毛布もたっぷり使いわせてもらい寒さを感じることなく熟睡できた。
1月11日
6:30分に起床。朝の一番の仕事は水作り。ビニール袋にとっておいた雪をコッヘルに入れて溶かす。小屋の中でもペットボトルの水は凍っている。寝袋の中に入れて寝るとよいそうだ。モーニングコーヒーを楽しんだあと昨夜のキムチ鍋の残りに餅を入れて朝食とする。寒さ厳しく水を作ったりお湯をわかすのに結構時間がかかった。

外に出ると、上天気で八ヶ岳、浅間の噴煙、南アルプスなどの大展望に思わず歓声をあげる。 朝9時過ぎに、アイゼンをつけて空荷で山頂へ向けて出発する。ところが思いのほか雪が深くワカンを取りに戻る。風が強くとても寒い。ここであらためて目出帽を出したりでまた時間がかかってしまった。ワカンをつけて再出発。膝上ぐらいのラッセルを3名で交代。
はじめに膝で雪を押してから踏みしめるのだが、先頭はえらい大変だが、3番目は楽勝だということがわかった。途中でアイゼンに履き替える。風が強く手がかじかみ装着もなかなか早くはできない。10:18に山頂に立つ。非常に風が強く、目が開けられない。
展望は素晴らしいが風が強く長居ができない。塾長に写真を撮っていただいて下山開始。
予定では大日小屋から増富温泉に降りることになっていたが、なんだかんだで時間がかかり、またラッセルが予想されることなどから往路を戻ることになった。ここで下から登ってくる単独行の人と中高年の3人パーティとすれ違う。みな車で入って日帰りだそうだ。我々のトレースがあるから楽勝だったと思う。今度は我々がトレースを使わせてもらう番だ。
小屋に戻って、小屋を丁寧に掃除してから、出発。ちなみに小屋の代金は一人1000円 を小屋の箱に入れることになっている。いい小屋に泊まらせていただいて大感謝です。

ここからは川端下発14:25分の最終バスを目指してひたすら下る。塾長はすいすいスキーのように足を滑らせながらぐんぐん下るが
、一名はどうにも悪い癖が直らずへっぴり腰になってしまいこけつまろびつ下る。金峰山荘でアイゼンを装着。ぐんぐん下る。途中「川端下バス停まで1キロ」の標識があるところを右に下り、バス停まで暫く住宅の中の道を抜けていく。先行の塾長はバス停に14:10分に到着、しかしバスが無常にも行ってしまい、あわてて役所に電話。これは別のバスだと分かり一安心。遅れて3番目も19分になんとか到着し、全員最終バスに乗ることができた。信濃川上の一つ手前のバス停で下車、ヘルシーランドというところで温泉につかって小渕沢でまた祝杯をあげて帰路についた。天候によって条件がガラリと変わる冬山はやはり厳しく体力がいることを痛感。それだけに苦労したあとの大展望や、祝杯は格別でした。体力に加え、ヘっぴり腰の矯正、手早い装備の装着などが課題です。それからこっち方面のバス時間は要注意ですね。
塾長、 Yaさん、やっぱり足引っ張りましたが、お許しください。ありがとうございました。 (記 Yoさん)
<コースタイム>
1月10日(土)川端下(かわはけ)バス停 07:40-07:51 ~(休08:27-08:37)~ 廻目平 08:44 ~ 金峰山荘 09:12-09:27 ~(休09:53-10:04)~ 林道終点 10:19-10:21 ~(休10:52-11:03) ~ 八丁平・金峰山分岐 11:25 ~ 登山道急登り口 11:30-11:59 ~ 最終水場 12:29-12:44 ~ 尾根コース中間点 13:28-13:39 ~(休14:02-14:11、14:48-14:58) ~ 金峰山小屋 15:49
1月11日(日)金峰山小屋出発 09:11、再出発 09:36 ~ 金峰山・五丈石 10:18-10:30 ~ 金峰山小屋 10:45-11:13 ~ 尾根コース中間点 11:54-12:04 ~ 最終水場 12:17 ~ 八丁平・金峰山分岐 12:31 ~ 林道終点 13:02 ~ 金峰山荘 13:21-13:27 ~ 廻目平 13:41 ~ 川端下バス停 14:17
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