2009年3月30日月曜日

2009.3.29

奥多摩・盆堀川三郎ノ岩道窪~石津窪左俣下降

日 程 2009年3月29日(日)
天 気 晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 (L)Yaさん、Kiさん、Siさん
-コメント-
L講習最終回のLはYaさん。今回はL講習の中で一番登攀的で難しい沢だったが、1,2減点となるところもあったが、見事にその難題を突破され、見事なリードと無難に沢下降を終えられた。
-記録(Yaさん)-
朝、8時半過ぎに武蔵五日市駅に集合し、渓友号にて伝名沢橋へ向う。天候もよく昨日の寒さが無く暖かい。
伝名沢橋は伝名沢出合いにあり、傍の駐車スペースには車が1台駐車していた。釣りか沢か。駐車スペースから続く山道が、伝名沢を直ぐに渡っているのがはっきりと見てとれる。入渓先は誤りそうも無い。沢支度の後、大滝を巻くか登るかは滝を見てから等と今日のコースの説明をする。塾長より10期Siさんに、新しい沢靴は山道歩きがあるので先にフェルトを濡らしたほうが減りを防げるとの説明があり、出発して数メートル先の伝名沢渡渉箇所で、皆沢靴を濡らす。水量は少ない。
しばらく伝名沢沿いの山道を進むと沢へ続く降り易い所が現れ、そのまま入渓する。直ぐに左に堰堤のある枝沢、等高線300m下、が出合う。小滝を2つ過ぎると堰堤が現れ、左岸直ぐ脇にある山道に戻り堰堤を越えてまた沢に戻る。堰堤傍に山道に戻り易い踏み後ができていたので、堰堤迄来てから山道に戻れば良かったと反省。気持ちのよい沢床を進と、石積みとコンクリートの二重堰堤が現れた。今度は堰堤傍まで来てから左岸踏み後を辿り二重堰堤を越す。二重堰堤の直ぐ先は伏流の広い川原となっている二俣で、右に曲がっている右俣には高さ5m程の石積み堰堤が見えている。左から巻けそうである。一汗かきまた暖かいので皆上着を脱ぐ。右俣に入り石積み堰堤の傍までくると二俣からは岩影で見えなかった堰堤右側の岩壁との境が登り易そうであったので、そこを登る。堰堤を越えると直ぐにまた石積み堰堤が現れる。その手前は三郎ノ岩道窪出合いであるが雑木に隠れていて、本当に狭いゴルジュでほとんど水量が無くぱっとしない。直ぐに4m滝が現れ左側を登る。Siさんに、沢支度の際に塾長から渡されていたお助けロープを使う。塾長より、相手の判断ではなく自分が必要と判断したら使うようにとのこと。
更に少し進むと、前方に急傾斜のルンゼが見え、左に目をやると大滝25mが目に飛び込んで来た。上段6m滝は登れなければ左から巻けそうだ。下段は左か右からか。近づき眺めていると中央中程に残置シュリンゲがあることを教えていただく。ルートは中央の少ない水流で濡れているところと乾いているところの境辺りか。取り付きに古いボルトがあるのを見つける。行けそうな気がする。Kiさんに確保をお願いする。塾長よりザックを降ろすことを促され身軽になり、ヌンチャク3本をあずかり、登り始める。直ぐに少しぬめった感じのするところがあり、今回用意したタワシをここぞとばかりに使う。その上に古びたシュリンゲが隣り合って2本あり、気持ちが助かる。塾長より、無理をしないようにとの声が届く。騙しだまし体を上げる。バンドで落ち着くがハング気味の上にある真新しいハーケンまで少し遠い。少し右手のリスに縦に入った2本の錆びたハーケンが目に留まるが、ガタガタと緩い。無いよりはよい。塾長より、ザイルの流れの修正、カラビナを節約するために直接ハーケンにシュリンゲを掛けることの指示がある。右に少しバンドを移動し、また騙しだまし体を上げ、真新しいハーケンに支点を取り、一息。傾斜が緩くなりあと少し、気を抜かずに登り自己確保を取りビレイ解除。カラビナ、シュリンゲの数はぎりぎりであった。久美さん、Kiさん、Siさんが上がり、次に私のザックを上げ、塾長の番の時に久美さんと交代、腕がぱんぱんである。上段は左から取り付き右手方向に落ち口に進もうとするが、塾長より左手に巻きロープを固定するよう指示が出る。皆プルージックで登る。上段の滝の上には4m2mと滝が続くが、ホールドが乏しく難しい滝を巻くためでした。伏流になり休憩場所を探しながら少し先に進むと5m滝が現れ、水流も戻りお昼にする。この5m滝の先は左に曲がっている、等高線450m辺りか。
昼を済ませ5m滝を左から登り少し進と、3から5m滝の連瀑帯が現れる、見通せるだけでも4つ見える。2つ目の4m滝でお助けロープを使う。この連瀑帯の7つ目の滝は右から小さく巻き、少し進と2段トイ状の斜滝が現れ、ツッパリを試みるが滑ってしまう。私を除いて皆通過する。更に進むと緩い傾斜の岩床が小石に混じって現れ、切られた倒木が沢を塞ぎ、その先は、沢が左に曲がる。前方に多くの切られた倒木が沢を埋めているのが見え、それらには緑色のコケがついている。右手山肌を見ると、植林帯と若木の雑木の境界のようである。等高線600m辺りか、ここで小休止する。雑木と植林の境の植林側を標高680m辺りの小尾根を目指して登るが詰めのようできつい。直登するよりジグザグに登るのが楽とのこと。小尾根にやっと着き小休止をする。小尾根には踏み跡がしっかりと付いている。グミ尾根の登山道にまで登り、臼杵山までの登山道を進む間に3人組、2人組、単独行とすれ違う。
臼杵山で小休止をとる。後は3つ目のピークで沢下降に入る予定だ。登山道を市道山方向へ下り、3つ目のピークを予定していた標高749m点のピークと判断し、東側に降る。しかし東側に高差50m以上降って、塾長より間違っているとの指摘を受ける。降る途中にあった北に伸びる小尾根と、本流対岸にガレが見えていることで、間違いに気が付くようにとのことでした。都合よく解釈してしまう道間違いの心理状況がわかったような気がします。余計なアルバイトをさせてしまい申し訳ない。気を取り直し、更に後ひとつ先のピークを目指す。
今度は(間違い無く)749m点であると想定するが、東に伸びる尾根は藪がひどいので、ここから降りるのは止めにして、標高700m平坦部辺りの登山道から降りることにし、少し先に登山道を進む。藪が薄くなり登山道平坦部から左手に下降を始める。直ぐに沢筋が現れ、等高線650m下辺りで左から枝沢が合わさる。左からの沢は直ぐ上で二又になっていてその手前右岸には石積みがある。炭焼きの跡か。沢を先に進むと左に大きく曲がり、水溜まりが現れてくる。右手は高さ10m程の小尾根となっていて地形図と一致する。小滝の後に5m滝が現れ、今回最初の懸垂下降を右手の立ち木を支点にして行う。懸垂下降の後振り返るとその滝の左岸は大き目の岩壁となっていた。左から枝沢が合わさり先を進み、沢が左・右と曲がりながら2・3・2m滝を過ぎると8m滝が現れ、左側の立ち木を支点に2回目の懸垂下降をする。その先は水溜りも大きくなる。そして目の前が急に開け、石津の大滝の落ち口に着く。落ち口には確りとした人工の支点があるが、30mザイル2本連結では下まで届きそうもないくらい高く感じる。ここからの懸垂下降は無理そうだ。塾長がすかさず下降点を探し、1回目30mザイル、2回目30mザイル2本連結での連続懸垂下降で、塾長先頭で降りる。都合4回目だ。ここでザイルを回収する際にザイルを引くスピードが遅くて倒木に絡まってしまい、塾長に登り返して回収していただく。ここから、塾長と私がザイルを持ち、下降を続けることに。2m、2mの小滝を過ぎ左に曲がると5m滝、10mナメ滝が連続して現れる。それぞれ左側にある立ち木を利用して、連続して懸垂下降をする。5m滝を全員下降した後、塾長よりザイルを投げ降ろしていただき、それを受け取り先を進む。左から枝沢が直ぐに合わさり、沢が右に曲がると直ぐに小滝を過ぎると6m滝、5m滝が現れ、6m滝を懸垂下降する。都合7回目。塾長からザイルを受け取り、先に進み2×2m滝先がやっと二俣です。久美さん、Kiさんが先に着き待っていました。二俣はゴルジュになっていて、右俣には2m、2m滝が続いて見える。沢が左に曲がり先が開けた感じになり小滝の先に6m+6m滝が続くが、懸垂下降は直ぐにできそうも無いと思っていると、塾長より指示があり、少し戻り左岸の山道から巻くことに。時間は17時50分、懸垂下降に時間を掛けられないとのこと。暗くなりかけた降りに少しの躊躇があり、すかさず塾長先頭で先を急ぐ。日没ぎりぎりで千ヶ沢石津窪出合いに到着。暮れかかる林道を30分程歩き、完全に暗くなる前に車に到着する。朝、駐車していた車は既に居なかった。
つるつる温泉で汗を流し、軽く食事をし、拝島駅で解散。
<コースタイム>伝名沢橋発 9:23 ~ 伝名沢二俣 9:45-9:52 ~ 伝名沢右俣三郎ノ岩道窪出合 9:56 ~ 大滝下段 10:13-11:40 ~ 等高線450m辺り(昼) 12:22-12:53 ~ 等高線600m辺り 13:37-13:41 ~ 小尾根 13:56-14:02 ~ 臼杵山 14:27-14:34 ~ 標高700m登山道下降点 15:2x ~ 石津の大滝 16:23-17:07 ~ 千ヶ沢石津窪出合 17:57-18-01 ~ 伝名沢橋着 18:27
2009.3.28

奥多摩・北秋川惣角沢

日 程 2009年3月28日(土)
天 気 曇り時々晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 (L)Saさん、Aoさん、Suさん、Koさん
-コメント-
リーダー講習2回目は8期のSaさんをLとして行う。今回はSaさんがもしかしたら御前山のカタクリが見られるかもしれないとの理由で惣角沢となったが、寒波の到来で非常に寒い沢登りとなってしまった。滝場が少なかったこともあったが、常に皆さんを引っ張っていかれたSaさん、L初体験としては合格点をあげられる。
-記録(Saさん)-
武蔵五日市駅から北秋川沿いを走り、バスの終点藤倉を過ぎ、日向平で左に月夜見沢方面の道を分け、右に惣角沢の道に入る。立派に舗装されている。終点はバスの転回場になっていて駐車禁止。十数年前のガイドには10台程度停められると書いてあったのだが・・・。少し戻って橋の手前のスペースに駐車。沢支度をして歩き出すと、左・小林家の標識がある。ここを下山してくる予定だ。モノレールで上がれるようになっている。
 林道終点の転回場から降り、小さな鉄製の橋を渡り右岸へ。仕事道を少し行って入渓。大きな釜を持った6mの滝。登れそうもないので右岸の仕事道に戻り滝上に上がる。ゴルジュ入口の5mの滝。右壁を登り蔓に掴まってトラバース気味に落ち口に上がるようであるが、無理はせず、滝右横露岩混じりを上がる。今日は私の初リーダー(今年の沢初めでもある)。皆を確保し終え振り返ると、上へ、上へと皆が上がり続けている。「そんなにあがるの・・・?」。結局、左岸を立ち上がった仕事道に辿り着く。道を行くとゴルジュを(滝3つを)大高巻きしてしまったようだ。
 左岸から右岸へ渡る仕事道の橋をくぐり、右から1:1で水量の多い枝沢が入る。右に大きなガレを見ながらゴーロ帯、倒木帯を行く。高巻いたゴルジュ帯が本日の核心部ではなかった?の声が出るほど滝が出てこない。その分、忠実に水線通しを歩こうと試みるが倒木が多く度々沢から離れる。
 石積み堰堤を過ぎ、780m付近の二俣。右、滝の向こうは谷が深く、御前山までが長いようだ。左、4mの滝を越え、ゴーロ帯を行く。右に曲り、涸れ沢が3本ほど左から入り6mの白糸状の滝は左壁を登る。2段15mの滝は左から1段目を上がり、2段目は左からぐずぐずをトラバース気味に木の根に掴まり上がる。あれあれ、難しい方へ行っている、との声も下から聞こえる。塾長は右から。
 1010m付近で水は涸れ、1110m付近の奥の二又を左へ。右から3本程涸れ沢が入り、いよいよ詰めだ。ガイドでは奥壁があるようだが、何処に?
 まっすぐ上がるときついので、右へトラバース気味に標高の低い稜線を目指す。途中、藪はないが、いが栗が地雷原のように散らばっていて、ついた手、手袋にイガイガが刺さり、針鼠状態だ。雪山で体力を付けたようであったが、足は攣りそうになり、シャリバテのような疲労に襲われた。沢の体力は沢でしか付かないようです。惣岳山の手前の登山道着。
 下山は登山道を惣岳山を経て小河内峠へ。途中、右側が切れていて滑落事故もあったようだ。特に1200mのピークは尾根上は通行禁止で左に巻き道ができている。
 小河内峠から陣場尾根に入る。猿江の分岐を過ぎて次に左へ道が出てくる。標識はあるが、左の道の標識はない。1軒目の人家、サ等に下って2軒目の人家が目指す小林家の建物だった。何か文化財のようだ。モノレールの脇を下山。惣角沢を渡り、林道に上がり溪友号へ。
<コースタイム>林道終点9:20~二俣11:10~900m付近二又11:45~1110m付近二又13:35~登山道14:25~惣岳山14:39~小河内峠15:05~小林家への分岐15:40~車16:10

2009年3月22日日曜日

2009.3.20-21

谷川周辺・タカマタギ山~日白山

日 程 2009年3月20日(祝)~21日(土)
行 程 平標新道入口~棒立山取付点~棒立山~タカマタギ山~日白山~タカマタギ山~棒立山~平標新道入口
天 気 20日 雨のち曇り  21日 快晴
形 態 雪山登山
講 師 塾長
参 加 Saさん、Yoさん、Kiさん、Yaさん
-コメント-
今回は雪洞を体験してもらうことをメインに余裕を持って2泊3日の行程で棒立山からタカマタギ山、日白山、東谷山を経て二居までの縦走の計画だったが、初日午後まで降り続いた雨と寡雪のため初日の雪洞でSaさんがシュラフを濡らし、2日目の泊りが難しくなり日程を短縮してタカマタギ山、日白山のピストンに終わってしまった。ただ2日目は無風快晴の絶好の天気に恵まれ、皆さん春山を十分満喫されたようだ。(記:塾長)
-記録(Yaさん)-
3月19日(木)夜に、20日(金)の集合時刻を30分前倒しの連絡メールが入る。極端に本数の少ない上越線の上りに間に合わせるためのようです。
3月20日(金)  朝6時半に、JR武蔵境駅に全員集合し渓友号に乗り出発。今朝の天気は曇りだが明日は晴れの予報、期待が膨らみます。7時半前に所沢インターチェンジに到着するが三連休初日でもあり既に渋滞中、越後湯沢駅9:51発の上り列車に間に合うか心配です。関越自動車道の途中では雨に降られたが、その後晴れ上がり、本日の天候も期待できそうです。左前面には浅間山が雪に覆われて見えます。しかし関越トンネルを抜けるとそこは雪ならぬ雨。湯沢インターチェンジに10時半前に到着し、越後湯沢駅に向うが目当ての駐車場はシャトルバス専用となっていたため、土樽駅に車をデポすることに変更し、駅に向う。雨も小降りになってきたが増水した魚野川は濁っていました。車にて、毛渡橋の手前で7,8名の登山者とすれ違うが、彼らもタカマタギへ向うパーティーのようだ。
土樽駅では、逍遥渓稜会のお二方が列車待ちをしていました。雪崩に面前で遭遇し撤退とのことでしたが無事でなによりです。
駅で装備を整え昼食を済ませ、車で毛渡橋先の林道入口に移動。既に駐車中の数台の先に車を泊め、出発。関越自動車道、上越線の橋を潜りトレースの確りと付いた林道を進み、標高600m付近の尾根取り付き点で小休止。
小雨のちらつく中、所々地面の現れている小尾根の急斜面を登りはじめる。傾斜が少し緩くなると雪のない地面から生い茂る笹を掻き分けるように先を進む。ここら辺りの小尾根には雪がほとんどなく、雪洞ができるか上部の様子が気になる。鉄塔を超え、標高710m辺りの平坦部で小休止。尾根の北側には平坦部が広がっている。テン場に良さそうだがどうだろうか。雪遊びに調度よい広場というところか。小休止後さらに登るが、先行と間が開き遅れ始め、先行を見るとその登っている尾根筋が広葉樹の間に程よい傾斜で上方に向っているが、その先にある今夜の泊まり場はまだまだ見えない。高差100m程をひと登り標高850m辺りの平坦部でまた小休止。小雨が小雪に変わってきている。残り150m程の登りで今夜の泊まり場だが、まだまだ先は長いように感じられる。先行者のトレースを追いながらゆっくり登っていくと、どうやら今日の目的地に着いたようだ。そこには雪洞が残されていた。雨の影響か所々雫が垂れていて濡れ粗目となっている。小雪の降る中、それを再利用して増築・改築を1時間半程かけて行う。スコップでの屈みながらの雪堀は腰に負担がかかりキツイ。内側の手袋が濡れ、指先が痛い。外側はもっと防水性のある手袋に変えなければと、反省。16時過ぎに雪洞堀がひと段落し、16時半頃から待望の夕食タイム。乾杯。ビールが冷たく冷えている。今夜は料理長Saさんによる水炊きです。その料理の手さばきの良いこと、美味しくいただきました。1時間程で夕食タイムは終わり、18時半過ぎにはシュラフに入る。火が消えると極端に寒くなる。明日は7時半出発予定。夜中に何度か目が覚め、雪洞入口に張ったタープにあたる雪音が少し気になる。
3月21日(土) 5時半頃に起床。雪洞入口のタープは既に外は明るくなっていることを知らせている。雪洞から這い出すと、まだ日は昇っていないが既に周りは明るく、本日の快晴を約束している。昨夜の小雪は1cm程、粗目雪の上に積もっている。
Saさんの寝た場所が悪くて溜まった水で寝袋が濡れてしまい二日目の雪洞泊が厳しいことになり、急遽タカマタギまでのピストンに変更。日も登り時折鳥の鳴き声のする中で朝食を済ませていると、下から朝一番で男性が単独で登って来た。入山してから初めて会う、他の登山者である。
日帰りに必要なもの以外は雪洞に置き、7時半前に出発。雪洞を掘った雪庇の先の小ピークで先ほどの単独行者が棒立山の下辺りに見える、早い。少し先に下り気味に進むとテントが2張りあり、7,8人のパーティーが出発の準備をしているところであった。更にしっかりと付いたトレースを進むと小さなテントが張られていたが、留守のようである。棒立山までの登りがすきりと見渡せるところで、アイゼンを履く。棒立山山頂には数名の人影が見える。粗目雪が朝一で締まっていて気持ちよいが、登りはまだまだ続く。先ほどの7,8名のパーティーが登ってくるのが見える。追い付かれそうである。棒立山山頂までの登りの傾斜が強くなる標高1300m辺りで、彼らに追い抜いてもらうために小休憩をとるが、彼らも20m程下で休憩をとる。棒立の急登はきつい。やっとのことで棒立山の頂上に着き、やっとタカマタギを望むことができた。写真を撮り休まずに先を進む。そしてタカマタギまでの稜線にはきれいにトレースが見える。先ほどのパーティーは棒立山までの行動のようである、後ろに見えない。タカマタギまでの尾根は広く雪で埋め尽くされきれいだ。小枝には樹氷が少し付いている。タカマタギまであと少しの標高1470m辺りで一休みし、最後の急登を皆に遅れながらやっとのことで、タカマタギ山頂に到着。他に誰も居ず、風を避けて少し長めの休憩を取る。よい眺めである。時間にまだ余裕があるので、日白山まで足を延ばすことになる。日白山までは少し距離はあるが急登はなさそうであり、トレースもしっかりと付いている。10時20分頃、1581m点ピーク西側下20mほどの巻き気味のルートで、初めて他の登山者(2人組)とすれ違う。日白山までのピストンをしてきたのだろうか。1581m点ピークを過ぎると、日白山が目の前に現れ、山頂には多くの人、パーティーが見受けられる。この山塊ではこの山が一番人気なのだろうか、山頂も広い。皆に遅れながらやっと山頂に着く頃には、今まで居た多くのパーティーは東谷山方向、二居俣ノ頭方向へと散り、2人組みのみが最後に残っていた。彼らは二居から3時間20分で、日白山に到着したとのこと。日白山からは全方位眺めがよい。やはり雪山は晴天で眺めがよくなければ楽しくない。日白山でお昼をとっていると、長いスキー板をザックに着けた単独スキーヤーが東谷山方向から登ってきた。そして、短いスキー板をザックに着けた男女が反対方向から登って来たが、地王堂川沿いの林道を登ってきたとのこと。スキーができれば気持ち良く滑れるところが多そうである。
短めのお昼の後、帰路につく。帰りはタカマタギ、棒立山への登りの他はほとんど下りなので、遅れてばかりの身には少し気が楽だ。しながら気持ちよくアップダウンをしながら降っているとタカマタギが見え、頂上には複数のパーティーが休憩しているようで、手前の鞍部で少し長目に休憩。鞍部は広くて、気持ちのよいところである。太陽も頭上になり、この休憩中に皆上着を脱ぐ。行動していなくても暑いくらいである。休憩をしている間に、タカマタギ山頂からは人影が消えていき出発したが、山頂ではまだ4,5名のパーティーが風を避けるように休憩していた。人気の山だ。山頂からの急な降りの箇所はバックステップで下る。歩幅の合わないところは横に避けてもやりずらい。少し急な下りの後は本日最後の急登、棒立山への登りが待っている。棒立山山頂下の尾根筋にこちらに向っている人影が見える。空身の4人組みとすれ違いその後の棒立山への急な登り口で3人組と入れ違う。山頂には単独のスキーヤーが休憩していて、また先ほどすれ違った空身の人たちのザックが置いてある。山頂で最後の展望を楽しむ。雪の斜面雪崩れそうにいくつもの横一文字の雪の亀裂から地面が覗いている。山頂での展望を満喫し全員揃ったところで下り始めるが、急登を登ってくる3人組みを降り口で数分待つ。左手には気持ちのよさそうな斜面が広がっている。棒立山の急登もバックステップで急な箇所を降る。急登を過ぎたところで2人組にすれ違う。これからの登り、どこまで行くのか。更に降ると4人組みが休憩していた(塾長より、雪洞を掘った後に出かける様子だった、とのこと)。長い降りは、濡れ粗目になってきていて歩きづらい。標高1030m鞍部にはテントがまだ2張りあり、朝のパーティーが何かのトレーニングを開始しようとしているところであった。そして気が付くと雪洞に到着。
最後の気力で、40分程で荷造りを済ませ降りようとしたところ、棒立山急登下ですれ違った2名が戻って来た。速い。棒立山までのピストンか。2名組の後に続き下山するが、彼らの身の軽やかなこと。標高850m付近から小尾根を離れ右の雪原(棒立沢)へ降りる。粗目雪で、何度か足が埋まり苦労する。雪原にはテントが見えるがなかなか着かない。やっとのことでテントに着くと、そこには先の2名を含む4名ほどが休んでいた。少し進み植林帯に入ると雪の下から道が現れる。道の脇の沢水をペットボトルに汲み飲むが美味しい。昨日の取り付き点傍の林道で小休止後、毛渡橋(車)まで歩くが、意外に長かった。塾長が駐車場所近くでフキノトウを摘む。
岩の湯で汗を流し、越後湯沢で夕食をとり、渓友号で東京へ。21時50分頃JR東所沢駅で、Saさん、Kiさん、Yaは解散。
<コースタイム>
1日目:毛渡橋脇(車) 12:17 ~ 標高600m小尾根取付点 12:40-12:50 ~ 標高680m鉄塔 13:04 ~ 標高710m辺り平坦部 13:13-13:20 ~ 標高850m辺り平坦部 13:44-13:53 ~ 標高1040m小ピーク手前(雪洞泊)14:24
2日目:雪洞発 07:20 ~ 標高1300m辺り小休止 08:23- ~ 棒立山 08:48-08:49 ~ 標高1470m辺り小休止 09:16-09:21 ~ タカマタギ 09:32-09:52 ~ 1581m点西側 10:20 ~ 日白山 10:47-11:12 ~ タカマタギ南西1490m鞍部 11:50-12:09 ~ タカマタギ 12:22 ~棒立山 12:51-13:07 ~ 雪洞 13:55-14:38 ~ 標高600m小尾根取り付き点傍林道 15:40-15:45 ~ 毛渡橋脇(車) 16:09

2009年3月16日月曜日

2009.3.15

奥多摩・南秋川小坂志川ウルシケ谷沢右俣~左俣

日 程 2009年3月15日(日)
天 気 晴れ
形 態 沢登り
講 師 アシスタント講師
参 加 (L)Yoさん、Suさん
-コメント-
今回はリーダー体験講習1回目。8期生の方たちに山行の計画から終了までリーダーとして山行の全てを取り仕切ってもらい、山行リーダーを経験してもらう企画。自分の実力や他のメンバーのレベル等を考え、山行を計画し、実施することの難しさ、楽しさを経験してもらうことで、自立した沢屋としての第一歩を踏み出してもらいたいと思う。特に、今回は女性限定で行なってもらったが女性会員が少ないことからリーダー体験者を含め参加者は2名、アシスタントの女性1名の3人パーティとなる。
ただ初級の沢とはいえ、自分たちで計画し、ルートを考えながら、協力しながら登れたことで、非常に楽しく、勉強になった1日だったようだ。
-記録(Yoさん)-
 いつも金魚のフンのようにあとをついていくばかりでは力がつかないからと、今回は自分で計画しルートを決め、リーダーとして遡行するという山行の第一回目。また男性がいるとつい頼ってしまうのであえて、女性限定の山行となった。
 第一関門は入渓点をまちがえないで見つけること。久美さん運転の渓友号で小坂志川に沿って、小坂志林道を南下する。笹平を経て、左からカキノ沢が入り、ヨメトリ坂から降りたあたり(左手に延命不動大菩薩の神社へ行く道があり、幟が何本も立っているところ)を過ぎると早々と警視庁の黄色いテープが道を塞いでいた。すわ事件かとここで車をあきらめ、沢支度をし歩き始めようとしたときに犬の散歩中の地元の方と遭遇。「不法投棄防止のためだからどければ先まで車で入れるよ」とのこと。Yoは、すぐ湯場ノ沢かと思っていたが、湯場ノ沢はまだ橋を三つ越した先とのことで、この方のおかげで林道歩きをしなくて済んだ。
 左からもう一本沢が入り、右から湯場ノ沢が入ったあと橋を三つ越したところがウルシゲ谷の出合いだ。ここで林道が分岐していて、左のウルシゲ谷にも林道が続いている。この入り口にも通行禁止の黄色テープがあった。この手前で駐車。久美さんのおかげで第一関門は突破できた。久美さんより、「今回の目標は皆で協力して無事に降りてくること。地形図をゆっくり一つ一つ確認しながら行きましょう。」との声がけをいただき、10:00に出発。
 左の林道に入り、一つ目の二俣(水量比2:1)で林道を下りて、入渓。しばらく行くとゴルジュとなり小滝が連続する。リーダー初体験のYoは緊張のあまり、地図を握り締めたままで歩き久美さんから注意をうけた。
 出合いから約30分で第二の二俣(水量比3:1),右からいきなり15m滝が落ちているところだ。第二関門は、まちがえやすいと聞いていた右俣だったが、滝になっていると事前に情報を得ていたためすぐに分かった。ここでロープを出す。ここは久美さんがトップ。下で確保の体制をとったが、まったく支点がないためトップはまったくのフリークライミングだ。後続は確保していただく。左のクラックをのぼり、途中で右の水芯の方に行く。この右へいくところがぬめっていて高度感もあり緊張した。ラストで登ったYoが、そのままトップを交代、出口にチョックストンがあり細いクラックの中を水が落ちているところを登る。途中に支点があり、残地のシュリンゲがあったので使わせてもらった。下から見ると簡単そうに見えたのだが、あと一歩の足が上がらず、ああだこうだしているうちに水は浴びるわで、皆さんをお待たせしてしまった。久美さんは、先が長いんだからとおっしゃっていたが、この時期は水に濡れると寒いしで、あっさりまいたほうがよかったかもしれない。この辺の判断はまだまだだ。  続く4m滝は、右に倒木があり、久美さんのアドバイスも聞かず右の倒木の下をくぐって登ろうとしたYoが倒木にひっかかかりじたばたしているうちに、久美さんとSuさんはあっさりと左を登ってしまった。でも結構こんなお馬鹿なことが楽しくてしょうがない。
 続く2段8m、3m滝はみな楽に登れた。最後の3m滝ははくだびれてきたので左を小さくまいたが、枯葉のつもった斜面が滑りやすく、こわくなると悪い癖で体が山側に倒れて久美さんの指摘を受けた。沢は明るく開け、水量比1:1の二俣を左へ入り、枯葉の中ゆるい滑滝を超えたあたりで、水は枯葉の中に隠れ、深いところはまるで枯葉のラッセルのようになる。
次の二俣を左に入り、枯葉の中をつめあげる。傾斜はゆるいのだが、ふくらはぎが張って、息切れしてしまった。12:15分に717mのウルシゲの頭の東の鞍部に出る。ウルシゲの頭で年配の登山者数人が車座になってお昼を食べていた。登山者がいたので、そちらが登山道かと思ったが、道をそれて日当たりのいいところで昼食にしたとのことだった。東に少し行ったところに市道山への標識があった。717mの反対のピークで昼ごはんにする。
 昼食後、久美さんとどこから下降するか相談する。沢下降は2回目のSuさん、膝に不安のあるYoというメンバーで、全員トレーニング山行で市道山をもう踏んでいることもあり、今回は山頂は踏まず、一番近いところから左沢に入ることとなった。
 717mの東のピークから市道山への登山道を鞍部に降りるが、木が多いので少し登り返して、枯葉の斜面をトラバースして沢床におりる。また枯葉の中のラッセルのようだ。15分弱で最初の二俣、そこから10分もかからず580mの二俣、ここを少し下りると10mの滝があった。滝口の木を支点にしてロープを2本つないで懸垂下降。久美さんが先に降り、Suさん、Yoの順で降りる。続く5m滝は左から巻き、その次の5m滝は右から巻く。どこを巻くかの判断もまだまだだ。13:58に15m滝のある二俣に到着。あっという間に車のところまで戻れた。
 今回は天候にも恵まれ、緊張する滝もあり、後半のおだやかな枯葉の中の詰め、陽だまりの尾根、10m滝の懸垂下降など全行程約4時間半の短い時間のわりには変化に富んだ充実した山行だった。初リーダーとは言っても久美さんに何回も助けていただいたのだが、やはり自分で判断する山行は楽しかった。弱点、欠点も丸見えになりお恥ずかしい限りだが、とてもいい経験になった。簡単な小滝でも、「やっぱり下からのほうがよかった」などと言って引き返したりで後続のSuさんは大変だったと思う。 久美さん、Suさん、ありがとうございました。
<コースタイム>
 武蔵五日駅 8:35~(車)~ウルシゲ谷出合9:49-10:00~二俣10:29~チョークストン滝上11:31~奥の二俣11:53~尾根12:15~717mと反対のピークで昼食12:25-43~左俣下降 ~620m二俣13:01~580m二俣13:08~10m滝懸垂下降13:30~15m滝のある二俣13:58~林道14:12~車14:25

2009年3月15日日曜日

2009.3.14

奥多摩・盆堀川栗ノ木王沢~オリゾクナイ沢

日 程 2009年3月14日(土)
形 態 沢登り
天 気 雨のち曇り
講 師 塾長
参 加 Yoさん、Waさん、Suさん
-コメント-
今年最初の沢登りの講習。栗ノ木王沢は以前遡行したことがあるが、全く記憶に無く、入口の倒木帯からは想像も出来ない滝が続く、なかなか楽しい沢だ。ただ久し振りということもあり、最初の大滝の登攀に少し腰が引ける。下降は隣のオリゾクナイ沢だが、上流部は倒木が沢を埋め歩きにくかったが、中・下流部は滝場が続き、特に連瀑帯の中間に懸かる大滝は圧巻だ。ただ、この滝場には仕事道があるので初級者の下降の沢としてはなかなか良い沢だ。(記:塾長)
-記録(Waさん)-
 当初は9時25分集合の予定だったが、前日からの暴風雨で天候は午後から回復するとのことで、塾長から時間変更が伝えられる。昼頃には晴れて暑くなるかと思いながら集合する。
 盆堀川は駅から一番近い川で11時には到着。採石場を越えて川の林道沿いを走っていると見覚えのない立て看板がいくつか見える。去年までは無かったがどうやら沢などの案内板らしい。到着すると栗ノ木尾沢と思っていたのが、看板によると栗ノ木王沢とわかる。小雨の中準備をしてミーティング。塾長から、今年最初の沢にあたってけがの無いようにとまず注意。今回はあまり知られていない小沢である。塾長はずいぶん前に栗ノ木王沢は一度行ったことがあるが記憶にあまりないとのこと。そこから地形図による沢のイメージを得ることの大切さが話される。滝やゴルジュ、ツメの箇所の選択などを地形図をもとに確認。また、地形図だけでなく、道路地図や他の人の山行などを参照して行くことでさまざまなルートの発見もできるとのこと。とにかくただ人について行くだけでは、いつまでたっても成長しないということを強調される。
 11時31分に入渓。しばらくは伐採された倒木が多くやや難儀する。20分ぐらい歩くと、最初の7mぐらいの滝。直瀑でちょっと難しそう。やはり左から巻く。次に2mほどだが樋状のところは突っ張りで登る。すぐの所に今度はやや傾斜はあるが、10mを超す大滝。水量はそれほどでもないが、水中は最初の手がかりはありそうだがかなり濡れる。左側は草付きで滑りそう。塾長の判断はと思っていると左の草付きをザイルをつけて登っていく。三歩ほどあがったところが足場がやや悪そう。その上でランニングビレーを1カ所とり右にトラバースして上がる。次にWaがあがる。自分はしっかり確保されているのだが、やはり草付きの所は慎重になる。シーズン最初の滝登りなのでそれも含めてより慎重に行く。後続のSuさん、Yoさんとなんなく登り、低い斜滝を越えて、すこし行った二俣のところでお昼。ほとんど雨は上がったようだがまだ空は暗い。といっても風がないせいか寒さを感じるほどでもないのが助かる。食後登りは二俣どちらかと思いきや右俣へ。左は10mを越え直接のぼるのは無理そう。右も滝だが左沿いの斜面を登り、そこからいくつかの小沢を見て再び倒木。水もほとんど無くなり、落ち葉の引き詰めた土斜面をツメとなる。100mちょっとの高度で登山道へ。市道山へつながる尾根道。ここから東へ724mの小ピークを越えたところから下降する。左下に踏み跡がある。折り返しながら下に行くとオリゾクナイ沢の水が出始める。ここも倒木が多くやや歩きづらい。滝らしい滝もなく半分以上下りミニミニゴルジュを通過すると、作業小屋がある。そこにわさびがあった(これはWaがもらいました、ありがとうございました)。その下からは沢沿いに道がつけられている。その跡が薄い所は懸垂下降で降りる。滝横から道は右に回り込む形で付いていたが、左に滝を見ながらザイルをつないで懸垂下降。出だしはなかなか高度感がある。さらに斜めの滑った滝をもう一度懸垂下降で塾長・Suさんが降りて、Yoさんが降りようとした時、塾長より待ての声。まだゴルジュがありさらに懸垂下降が必要とのこと。時間も16時を過ぎようとするいことで時間切れとのこと。やむなく降りてきたところを登り返して作業道を使う。少し行くとすぐに林道が見えてきた。最後は立派な階段状の所を踏んで林道へ。その看板にオリゾクナイ沢とある。流通していた名前はオリソコナイ沢だったが正式には現地ではオリゾクナイ沢と呼ばれているのか、ただ命名の由来はわからない。
 シーズン最初の沢は無事に終了。下山後半でやっと青空が拝めました。もう2、3時間早ければより快適だったし、欲を言えば最後のゴルジュまできっちり降りてきたかったがこれも天候と時間には逆らえない。沢はこういう柔軟な対応が必要ということでしょう。登り下りをいずれも沢で行くことの楽しさが少し体感できました。
<コースタイム>武蔵五日市駅10:30~盆堀川林道栗ノ木王沢出合11:00-11:31~460m付近二俣(昼)12:46-13:08~登山道14:00-14:10~オリゾクナイ沢下降~作業小屋14:55~盆堀川出合16:19

2009年3月9日月曜日

2009.3.8

谷川・赤沢山

日 程 2009年3月8日(日)
行 程 土合駅~土合山の家~P1180m~赤沢山~P1180m~土合山の家~土合駅
天 気 曇り
形 態 雪山登山
講 師 塾長
参 加 Saさん、Kiさん、Waさん
-コメント-
昨日の悪天がウソのような穏やかな天気となり、春山気分を満喫できた充実の1日となる。以前下見に来た時はトレースもなく、ラッセルに苦労したが、今回は前日のトレースがあり、楽をさせてもらった分、赤沢山に着いたのが早く、少し丸山方面へ寄り道をし、トレースのない雪面歩きを楽しんでもらう。(記:塾長)
-記録(Saさん)-
 上越線土合駅から踏み切りを渡り右手に入ると「土合山の家」。その裏山に起立する山並みは以前から気になっていた。登れる山なのかなあ、と。その山並みの奥、赤沢山を残雪の山として今回企画されました。私は諸手を上げて参加を表明したが、参加者数が微妙・・・。が、Waさんが土曜の谷川岳と連ちゃんで参加されることになり、最少人数で決行になった。
 前夜、水上駅集合。水上には雪は無く、湯檜曽を過ぎると雪が出てくる。今夜の泊りは土合駅。他に3パーティ、空いている。寒さもそれほどではない。空には星が出ているが、本日、谷川岳登山を中止に追い込んだ強風が時折駅舎を叩く。
 翌朝、高曇りの空は明るい。好天が予感されるのか、皆さん歌舞伎役者のように日焼け止めクリームを塗る。赤沢山ピストン出発。
 土合山の家の裏手、車道を歩き始める。ツボ足のトレースがあり、山裾を登っているのもある。道は地形図上、我々がのるべき主尾根の末端、平行して降りている沢形の付近でなくなっている。ここからは急すぎて主尾根に取り付けず、少し戻って第二支尾根に取り付く。ツボ足のトレースがあるが、ワカンの足型と合わず歩きづらい。急坂で日光白根の登りを思い出す。先行者がワカンを履いたところから歩きやすくなったが・・・。
 主尾根に合流。まだまだ急坂、滝のような汗を流す。休憩をとると、谷川岳、一ノ倉、西黒尾根、天神からの稜線を歩く登山者が蟻んこのように見える。凄い展望だ!後を向くと真っ白な白毛門、笠、朝日。塾長お薦めの赤沢山から白毛門の周遊コースが歩いてこいよ、と我々を誘う。風は無風。汗冷えも感じない。
 やっとのおもいでP1180mに着くと、ご褒美のようなブナ林の好ましい景色。緩斜面を右に出た雪屁に気をつけながら行く。最後の直下の急坂に耐えると、パァーッと赤沢山山頂からの眺望が開ける。あまりの眺めに前に出すぎると雪屁が危ない。群馬県、尾瀬方面の展望のようだ。赤沢山1328m、静かで、取り付きさえしっかり見きわめれば、とても好い穴場の山だ。
 昼食後、時間があるので白毛門周遊コースに足を踏み入れてみよう、ということになる。右に出た雪屁に注意しながら行くと、先行者のテン場跡。ツボ足トレース。1250m付近の鞍部で、これ以上行くと帰りの登り返しがきついのでやめよう、ということになり、1250m付近の等高線に沿って赤沢山をトラバース、ショートカットで元の尾根に戻る。
 日差しが強くなり、肌がジリジリし始める。ピンクテープを回収しながらP1180mを過ぎると、こんな急坂登ってきたの、と思わず言ってしまうほどの下りだ。日差しのせいで雪が腐ってきてワカンが滑る。注意しなくては。
 900mか950mの分岐で登ってきた第二支尾根ではなく第一支尾根に入る。途中から雪が無くなり落ち葉が滑る。岩稜ぽくなってきたので右の沢に逃げる。さあ、沢をとっとと駆け下るぞと思ったら、ボコボコと腰まで落ちた。危ないので右岸に逃げ、肝を冷やしながら無事下山。降りたところは山の家の物置小屋のすぐ脇でした。 
 戻って土合駅から山を眺めると第一、第二支尾根、主稜線がはっきり見分けられ、あんな所を登ったのか、と感慨無量です。
<コースタイム>土合駅8:00~P1180m10:00~赤沢山11:00-11:20~白毛門周遊コース鞍部経由尾根合流12:15~土合山の家14:10
2009.3.7

谷川・西黒尾根

日 程 2009年3月7日(土)
天 気 雪(風強し)
形 態 雪山登山
講 師 塾長
参 加 Yoさん、Yaさん、Waさん、Suさん
-コメント-
当初は天神尾根から谷川岳登山の予定だったが、強風のためロープウェイが終日運休となり西黒尾根のラッセル訓練となる。前夜、ロープウェイ駅に着いたときは雨だったが朝方から雪に変わり、強風が吹き荒れ、ロープウェイ駅にいた登山者やスキーヤーも足止め。ロープウェイが動くのを皆さん待っており、寝不足もあり我々もロープウェイの運行を待つも、風は益々強くなり、稜線は吹雪いている様子。痺れを切らせて三々五々登山者もあちこちに散り始め、我々も西黒尾根のラッセルトレに変更する。(塾長)
‐記録(Suさん)-
 中央線武蔵境駅に23時10分集合。一路谷川に向かう。先月まで安かったガソリンがまた値上げしている。順調に走って2時には谷川ロープウェイ駅に着いた。インターを降りたころから雨が降り出しみぞれになり最後は雪になっていた。天気予報では曇りのち晴れだったのですでに大勢の人が寝ており寝場所を探すのにぐるぐるまわってしまう。6時には起きて8時出発の予定なので1時間ほど宴会をして3時には眠りに就いた。6時過ぎには起床。朝食をとり準備をしていると強風のためロープウェイの運転を見合わせているとアナウンスが流れてきた。山頂を見ると雲に覆われ真横から吹き付ける雪で真白になっている。9時頃になるとスキーヤー、スノボー達は他のゲレンデに行ったようだ。10時頃になると天神平行きを断念したチームが雪どう作りに変更したようで西黒尾根に向かったようである。11時すぎると私たちと残り数名がひたすら運転するのを待ちわびていた。それでも強風は止まず私たちも西黒尾根での雪訓となった。11時17分すでに昼食をとり出発する。まずはラッセルトレーニング。膝までの新雪の中を歩いていく。足場を固めて膝を前に倒し進んでいく。足場がしっかり踏み込まれていないと片足に体重がかかったとき足もとが沈んでしまい体力の消耗につながるとのこと。次はワカン歩行。今回で4回は履いているワカン。つけ方を間違えないように慎重になる。昨日降った雨で新雪の下にアイスバーンになっているところがあり所々足もとが不安定になってしまう。次に後ろ向きでの下山。足元をちゃんと確認していなく2mほど滑ってしまった。その時は何とも感じなかったが家に帰ってTVを見ていたら滑落して亡くなった人のニュースが流れ尾根歩きだったらけがをしていたかもしれないと怖くなった。昨日からの雪であちこちのパーティーが雪洞を作っていたので私たちもということになり駐車場にスコップを取りに戻る。念のため切符売り場でロープウェイは終日運休になったことを確認する。尾根歩きは夢となった。塾長が車をあけごそごそしていたがしばらくしてスコップ忘れてきた。と、ぼそっと話される。本日はここで終了となる。支度をして14時30分には湯テルメの温泉に入って早々とビールを飲んでいた。12月の雪訓では2日間とも天気がよくシャツ一枚で過ごせたのに吹雪くとこんなにも変わってしまうのかとあらためて雪山の怖さを体験しました。

2009年3月2日月曜日

2009.3.1

奥多摩・某所

日 程 2009年3月1日(日)
形 態 岩トレ
天 気 曇り時々晴れ
講 師 塾長、アシスタント
参 加 Saさん、Yaさん、Aoさん、Kiさん、Waさん、Suさん
-コメント-
沢登りのためのロープワークを実践形式で行う。この場所はより実践的なロープワークを学ぶためには最適な場所。今回は丁度6名参加のため、2班に分かれてリード、確保、懸垂下降一連の流れをそれぞれ実践時に行なってもらう。トップのリード、ランニングビレイの取り方、自己確保、セカンド以降の確保、プルージック登攀、トップの確保、ロープの投げ方、懸垂下降、仮固定、荷揚げ法等、今回はかなり中身の濃い講習ができたのではないだろうか。ただ実際に沢に入ってどれだけできるかだが、今回の講習は中級レベルの沢を登れるようになってこそのロープワークなので、初級レベルで満足することなく、中級の沢を登れるようになるための体力をまずはもっとつけてもらいたい。
-フォト-