二口・名取川小松原沢
日 程 2009年5月24日(日)
天 気 晴れ時々曇り
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Kiさん、Kawaさん、Suさん、Yaさん、Aoさん
-コメント-
本来は1泊2日で須金山塊の仙北沢へ山菜採り親睦を兼ねて沢登りへ行く予定も、林道入口に着いた途端、雨が降り出し、奥へ行くほど雨も本降りとなったため、仙北沢を断念、引き返す。近くで天気の持ちそうなところを探し、二口へ移動。二口のバンガローに泊り、翌日は本流の小松原沢へ。小松原沢は中級者コースの泊りの沢の予備で行く沢だが、今回は日帰り。早めに入渓したが、初心者の方にはかなりハードな沢だったようだ。沢にスノーブリッジがかかり、雪渓処理や草付きの高巻きもできて、他の方たちには良い勉強になったのでは。(記:塾長)
-記録(Yaさん)-
JR武蔵境駅北口に、集合時刻22時にKawaさんを除いて渓友号に乗り、Kawaさんを途中でピックアップ。上河内サービス・エリアでトイレ休憩後、那須高原サービスエリアにテントを張り軽く寝酒の後に仮眠。夜半に雨が降り出すが、明け方にはあがり6時に出発。鶴巣パーキングアリア内の食堂で朝食を取る。東北自動車道を降りた後は、「あら伊達な道の駅」でトイレ休憩を取り、鬼首へと向う。
1日目:5月23日(土)曇後、雨
10時半前に、仙北サンライン・鬼首道路の旧道ゲート手前の大森平駐車スペースに到着する。小雨がぱらつく中、共同装備を配分し支度を整えた後、塾長より現在地確認・説明等の後に出発。途中、ミツバ、タラの芽、ウドを採取しながらゆっくりと林道を進む。今回は泊まりの親睦山行です。釣り帰りの釣り人二名にすれ違うころには小雨模様となる。仙北沢橋を渡ると左手に3、4mの2連の幅広の滝が現れる。地形図に記載の滝だ。その直ぐ先で須金岳への登山道入口の標識が現れ、そこで強くなってきた雨脚に合わせ、皆、雨具をザック・身に着ける。更に30分程先に進むと単車で戻ってくる単独釣り人に出会う。先には雪渓があるとのこと、また熊の鳴き声を聞いたので止めにして帰るところのようです。その先の林道を枝沢が横切っているところで塾長・青木さんが佇んでいる。雨脚が弱くなる気配が無く、暫く思案の後、撤退することになり、転進先は、雨の影響の無さそうな二口沢になる。車に戻り、一路仙台市秋保・二口へ向う。途中、鶴巣サービスエリアに立ち寄り、秋保ビジターセンターには16時前着き、二口キャンプ場のバンガローに泊まることになる。ビール等を冷やし、夕飯の準備をしている中、塾長・Aoさん・私が釣りに向う。姉滝で塾長、Aoさんがイワナ2尾を釣り、今夜のオカズに加わることに。ミツバの御浸し、ミズの御浸し、フキ味噌、ウド、フキのきんぴら風、たらの芽の天ぷらなど、山菜づくしでおなかが一杯です。明日の二口沢の行き先の候補は、大行沢か小松原沢のどちらかですが、誰もまだ行っていない小松原沢(二口沢本流)に塾長決める。明日の出発時刻は6時。バンガロー前の室外で天ぷらを揚げていたが、ご飯も終わり、室内で続きのお酒の後、22時過ぎには皆就寝。
2日目:5月24日(日)曇時々晴れ
4時半過ぎにメンバーのセットしたアラーム音で目が覚める(畳敷きのバンガローは快適過ぎます)。朝食をとり6時に出発、一旦、秋保ビジターセンターに林道を戻り鍵を返す。二口林道を奥に進み、二口沢橋を渡り、標高595m風の堂橋の手前のゲートの駐車スペースに車を留め、沢支度を開始する。磐司岩が奇麗に見え、また脇の沢床にはナメ滝が2つ続いて見える。塾長による諸注意の後、出発。直
ぐのゲートを過ぎ、林道が右に曲がると風の堂橋を渡るが橋の上流には100m程のナメが現れている。沢筋と平行な林道を暫く進み、林道が最初に右に大きくヘアピン状に曲がるところで、入渓する。そこは既に幅広のナメ床で、一昨年の大行沢を思い出させる。直ぐ風の堂沢が左から出合う。3mスダレ滝を過ぎ、小さな淵の左をヘツり、次に右をヘツり、先に進み右に曲がると8mスダレ滝が現れる。ここは左岸手前のルンゼから巻く。滝の上にもナメが続き先に進むと前方に林道が突然現れる。林道近くで斜滝と小さな釜が幾つか現れ、気持ち良く先を進む。沢筋が左に曲がると右から五郎小屋沢が6m滝を掛けて出合うが水量は少ない。ここから先はAoさんと私とで滝等のルートを相談しながら先に進むようにとの塾長からの指示。その先にもナメ床が続き、幅広の小滝を過ぎ、右に曲がり5×15m斜滝を過ぎ更にナメを進むと小屋が左岸の沢沿いに現れる(翠雲荘(造林小屋)のようだ)。更にナメを進むと左から南沢が水量1:4で合わさる。南沢もナメである。南沢出合いから先は暫くゴーロが続く(一番歩き疲れる所のようだ)。左手に水量少の小沢が合わさる所で小休止(標高745m辺りか)。そして先に進むと2m滝に続いて4mスダレ滝が現れる。Aoさんと左岸を巻くコースを執ろうとしていたところ、塾長が滝の中央を登る。続いてAoさんが登り、Aoさんにお助け紐で全員確保してもらい登る。このスダレ滝は釜が3つ在り面白い形だ。この滝の少し先で左右から小沢が滝でそれぞれ出合う。更に進むと右から6mの滝を掛けて鍋越沢が本流の3mスダレ滝と出合う。本流3mスダレ滝の左をAoさんが登り、お助け紐で確保
してもらう。4mナメ滝を過ぎナメ床を過ぎて暫く進み3×6m斜滝を越え沢が右に曲がりナメ床を過ぎたあたりから、ブナ林が現れ、セミの鳴き声と陽がさす。右岸には所々残雪があり、暫く先に進むと、右から矢立沢が水量少で10m滝を掛けて、本流の5m幅広滝と出合う。5m幅広滝の右側を登るが、私は1段高く登り、行き詰る。Aoさんは難無く登り、そして後続全員を塾長がお助け紐で確保する。その先の倒木の掛かった2m滝を右から越えると正面にスノーブリッジが見える。スノーブリッジの掛かる沢は本流ではなく、桂沢だ(本流でなくてよかった)。本流はスノーブリッジ手前で左に直角に曲がる。桂沢出合いの本流には10
×15m階段状滝が掛かり、簡単に越せる。その先の沢が右に曲がり、両岸が狭くなってきた所で長さ10m程のスノーブリッジに出合う。塾長が先行してルートをとり、その後一人ずつ慎重に渡る。全員渡り終わった後、塾長より雪渓のルートのとり方についての説明がある。その先の沢は両岸が狭いなかを少し進むと、残雪が目に入り、その右側に6m滝が現れる。滝の右を登る。その先の広目の釜を持った2m滝は釜を右から渡る。緩い斜滝・ナメ床を過ぎると、左から斜
滝を伴って小松倉沢が水量1:1で出合う。両岸が迫ってきているなか、平坦な右手の本流を進むと、直ぐに5mスダレ滝が現れる。左をAoさんが登り、ザイル確保で皆登るが最初の一歩がとりづらい。その先のナメ床を過ぎ
沢が左に曲がるところで再びスノーブリッジに出合う。今度は下を一人ずつ通過する。その先で沢が右に曲がり始めるところで急に沢が開ける。3m滝、10m斜滝と続き、左に曲がり6m滝の先に20m滝が現れる。ここからは塾長が先頭でリードして右岸を高巻く。高巻きの途中で、塾長・Kiさんがウルイを採取する(私にはその余裕がありません)。20m滝の上には3m滝があり、その先に銚子大滝が現れる。手前には雪渓がある。雪渓手前に懸垂下降で降り、次に左岸を高巻くが、草付きの通過はザイルを張り、プルージックで通過する(2ピッチ)。銚子大滝の上段上に出た後、釜のある6m滝はヘツリを見合わせて右から高巻く。沢が左に曲がるところにスノーブリッジがあり、その手前に懸垂下降で降りる。3度目のスノーブリッジも下を潜るが、2度目と違い中は暗い。少し先に進むと沢は右に曲がりまた雪渓がある。下を覗くと、小滝と水量が多そうなゴルジュとなっていて、雪渓途中には穴が大きく開いている。すかさず塾長は左岸を高巻き始める。ゴルジュには3m滝が3、4個掛かっている。この高巻きの途中には石楠花が咲いていた。この高巻きの後、少し遅めのお昼となる。お昼の後は沢が左にまがり、次に右に曲がる左岸にある昨年使用したビバーク地を確認する(いいところだ)。2、3mの斜滝を幾つか過ぎると、左から傾斜を持った
沢が水量3:1で出合う(標高1040m辺り)。本流は、水量は少ないが沢床の低い右になる。左はダンコ平へ続き、右は神室峠へと続く。右へとナメ床が続くなか、5×5m斜滝、6×6m斜滝を過ぎると、左沢に
は雪が残っている水量1:1の二又に出合う(標高1060m辺り)。今度は傾斜のある右沢を進むが、ナメ床の傾斜がきつくなった5m程は左の土手に逃げる。途中に右手には傾斜のある50mナメが合わさっている。ナメと石の混じった沢床にを過ぎると右にナメの小沢を分けて左に進むと、沢が急に小さくなり水の流れが無くなる。三叉で水を取る。三叉を右に進むと小さな沢幅に幅の狭い長さ30m以上の雪渓が現れ、左岸に逃げる。10分程で神室峠に到着し、登山靴に履き替える。登山道を屏風岳方向に進み、清水峠を経て、登山道と林道を合わせて2時間ちょっとの歩きで車に到着。市太郎の湯にぎりぎり間に合い汗を流すが、食堂は既に閉店時刻。23時にJR武蔵境駅で解散。
<コースタイム>
1日目:旧鬼首道路ゲート手前駐車スペース 11:05 ~ 仙北沢橋 11:50 ~標高510m辺り林道 12:27-12:32 ~ 車 13:102日目:風の堂橋ゲート手前駐車スペース 6:46 ~ 入渓点 6:50 ~ 南沢出合い 7:41 ~ 鍋越沢出合い 8:27 ~ 矢立沢出合い 9:04 ~ 桂沢出合い 9:24 ~ 小松倉沢出合い 9:57 ~ 銚子滝前衛20m滝下 10:31 ~ 銚子滝上 12:21 ~ ゴルジュ高巻き 12:52-13:22 ~ 昼 13:22-13:40 ~ 1040m二俣 13:59 ~ 神室峠 14:34-14:53 ~ 屏風岳 15:07 ~ 清水峠 15:37 ~ 林道の峠 16:06-16:10 ~ 林道歩き ~ 車 17:05















