2009年6月30日火曜日

2009.6.27-28

朝日前衛・藤沢川ズキン東沢~女川シシカリ沢~女川枝沢~
藤沢川シラソマダ沢

日 程 2009年6月27日(土)~28日(日)
行 程 27日 藤沢川シラソマダ沢~シラソマダ沢ズキン東沢~女川シシカ
         リ沢下降~シラブ沢出合
     28日 女川シラブ沢出合~女川白沢下降~頭巾山東面女川枝沢
         ~藤沢川シラソマダ沢下降
天 気 27日 晴れ   28日 晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Saさん、Yoさん、Aoさん
-コメント-
久し振りの朝日前衛の沢。今回は藤沢川から女川源流部を巡る沢旅。この講習では、沢登りの本当の体力、面白さとは何かを肌で感じてもらうものだったが、むしろ自身の体力の衰えに愕然とした講習となってしまった。
藤沢川は初めての沢だったが、難しい所もなく、ただ単調な沢の印象。むしろ女川源頭部の渓相が前衛の沢とはいえ、ミニミニ朝日。今年は雪が少なく、雪渓は少なかったが、植生の薄い沢筋は小滝とはいえつるつるに磨かれた滝場の遡行には高巻きを余儀なくされる。今回は皆さんの体力を考え、源流部下降としたので、何とか予定どうりに遡下降できた。それでも下降の懸垂でシュリンゲを10本近く残置することとなる。(記:塾長)
-記録(Aoさん)-
 今回、朝日前衛の沢、藤沢川上流部の沢と女川上流部の沢の遡下降を繰り返すチャレンジングなコースを前夜発1泊2日、大量のブヨも仲間に加わり山行しました。かゆ~・・。
26日22時JR武蔵境駅を出発、日本海東北自動車道豊栄SAで仮眠、27日8時20分藤沢川林道ゲートに到着。梅雨の晴れ間で天気は◎。延長された林道終点から左を急下降。クロクラ西沢分岐の420m地点までは約2時間。下降点直下の腰まで浸かる3m滝や泳いで取付く滝、大きな釜を持つ斜瀑、高巻き後懸垂下降する大滝とゴーロの連続で谷川の万太郎谷下流部の渓相。ズキン東沢出合で昼食後、標高を稼ぎながら小滝をいくつか越えていると、雪国特有かブヨが体にまとわりつく。枝沢が複数左右から入り959m鞍部到達には読図を要する場所。傾斜が増す沢床は泥で滑りやすく、鞍部から派生する尾根に逃げる。14時50分959m南側の鞍部に到着。まだテンバ予定の女川上流シシカリ沢シラブ沢出合いまで下降するため、束の間の休息後、藪の中を東に向って進行する。ブヨの数はますます増加、防虫ネットをかぶりなからの下降は正直辛い。880m付近で視界が開けるガレ場からシシカリ沢650m付近までは連続する滝を懸垂で下降し続ける。途中、スノーブリッジのかかる滝を懸垂下降中、枝沢の雪渓が目の前で崩壊、1m大の氷塊10数個が雷鳴を響かせ進行方向に落ちてきたときはさすがにビビる。490m最後のゴルジュ滝は大木を支点にシャワー懸垂下降。やっとこ18時テンバに到着する。夜はYさん特性の美味カレーを食し22時床に付く。
28日、今日も行動時間考慮4時に起床、6時出発する。465mで頭巾山山頂を源とする名前の無い沢に入渓するといきなりゴルジュ滝。胸まで浸かりショルダーのシャワークライム後ザックピストン、奥には巨大な薄いスノーブリッジが出没し、一気に目が覚める。全体的に傾斜の強い沢ながら10m前後の登れる滝が複数あり面白い沢。頭巾山山頂下北側の鞍部を10時20分に通過、シラソマダ沢までは藪尾根を急下降。それにしてもまとわり付くブヨは何とかならんものか。11時10分シラソマダ沢に到着。下部のゴルジュ帯にある合計60m位の4つの大滝をすべて微妙な支点で懸垂下降する。なぜかブヨも懸垂下降?ひたすらまとわり付いてきて体中刺されまくり、皮膚はまさに「ブヨブヨ状態だ」。
この先で昨日遡行したズキン東沢と合流後、藤沢川をひたすら下降する。ここまで結構順調だったが、途中、大滝下降の巻きで1時間も費やしてしまい(これは失敗だった)下山が急にあわただしくなる。
その直下の泳ぐ滝つぼで不覚にもAは防虫ネットを被ったまま飛び込んでしまい、危うく溺れそうになる。ともあれヘトヘトになったが遂行できたことは体力的、精神的にもトレーニングとなりまた、記憶に残る沢の一つになったことは間違いない。
<コースタイム>
(27日)藤沢川林道ゲート9:00発~420mクロクラ西沢出合10:50~ズキン東沢出合12:10-12:40~959mピーク南側鞍部14:50-15:00~シラブ沢出合(泊)18:00
(28日)テンバ発6:00~頭巾山東鞍部10:20~シラソマダ沢出合11:10~下部ゴルジュ帯突破12:10-13:00~藤沢川林道ゲート16:10着

2009年6月23日火曜日

2009.6.20-21

南蔵王 横川大柳沢

日 程 2009年6月20日(土)~21日(日)
天 気 20日 曇り時々晴れ
     21日 雨のち曇り
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Kiさん、Waさん、Suさん、Siさん
-コメント-
今年最初の泊りの沢。流石に荷物が重くなり、やはり皆さん荷物の重さで足取りが不安定だ。この沢は登山体系では横川水系では一番楽しめる沢となっているが、実際は、ただのゴーロの沢。滝も少なく、ゴーロ帯を詰め上げるのは体力と気力がいる。ただ初級者の体力トレーニングには丁度良い沢だ。ここの救いは詰め上げたところが高山植物の咲き乱れる芝草平。丁度チングルマが一面湿原を真っ白な花の絨毯で覆っていた。(記:塾長)
-記録(Waさん)-
 仕事を終え新宿のバス停に駆け込み深夜バスに。少し改札が遅れて並んでいるとSuさんと会う。なんとWaの後ろの席がSuさん。思う存分席を倒させてもらう。途中雨が降っていたようだが、山形駅は快晴。駅で着替えてコンビニで買い物を済ませると塾長とKiさんの姿が見える。早朝で車もまばらな道を一路蔵王エコーラインを目指す。蔵王と言えばスキーと非常に単純な連想を働かせてしまうので、何となくこの時期はシーズンオフのように感じる。Siさんとの待ち合わせ時間にまだ余裕があるので、途中の駐車スペースで朝食。時間を調整して待ち合わせ場所の刈田峠駐車場先の登山口の周辺に行くと驚きました。ずらっと車が止まっている。シーズンオフではなかった。無事Siさんと会って一台をデポして渓友号で大柳沢へ向かう。途中ショートカットの道を探してダムを過ぎて萱平河崎線に出て舟引林道へ。この先どこまで行かれるか。山菜採りの車がやたら多い。舟引山に近い駐車スペースでおじさんに道を聞くと左の道だという。行ってみると横川堰という水路の行き止まりで立派な石碑もある。ここで再び山菜採りの老夫婦に道を聞く。結局さっきの分岐を左ではなく右の道ということでさっきの道までもどり右に下がって行く。地図どおりの道と喜んだのもつかの間、道が悪い。結局引き返す事になったが、ユーターン場所が無く大変であった。これがこの日一番大変だったとは塾長の弁。しかし翌日の天気を考えればより道があれたと思われるので正解だった。結局先ほどの駐車スペースまでもどって車を置き、横川本流を右に見ながら林道を行くと一本枝沢がある。入渓の沢の手前の沢かと思いきや、地形図には水線の入っていない沢であることが、次の枝沢に行ってわかる。上から大きな魚が悠然と泳いでいるのが見えてきて個人的に期待がふくらむ。その次がやはり地形図上では「空沢」である入渓の沢の「大柳沢」であった。車が止まっていたので釣り師と思われたが幸い大柳沢ではなかった。橋の下に降りてここでお昼。もう12時でこの先時間がやや心配。ここでWa・Siさん・Kiさん・Suさんという順番が指示される。久々の泊まりで荷物の重さを全身に感じながら出発。大きめの石が続くゴーロをよっこらしょという感じで登っていく。自分も含めてまだ荷が体になじんでいないのでゆっくり遡行して30分ほどで一本取る。さらにだらだらとゴーロが続き、淵では魚が走る。やっと出合った6mほどの滝は左側の苔むしたところを慎重に登る。その上で塾長より釣りながら遡行して良しと声がかかる。お言葉に甘えて竿を出すがかからない。すかさず塾長が竿を出すと立て続けに2匹。こちらはあたりはあるのだが岩魚のわりに食いが浅い。ボーズかと半分覚悟しながら6mほどの滝の二つある淵の手前の淵で尺の岩魚がWaにかかる。しかしその上で塾長がもう一回り大きい岩魚を釣る。すかさずタモを渡す程の大物だった。お見事です。この滝で釣りは終わり。その上からは魚影が見えなかったので、ここが魚止めと思われる。滝は右側の岩と草付きの間を登るがザレていてやや登りづらい。Waが登ってSiさんとKiさんにザイルを出す。Suさんはフリーで登る。結局ザイルはここだけであった。高度も1250mあたりで一回休憩、15:45。ここからは幕場を探しながらの遡行となる。地形図では1300mより手前辺りの等高線の広がり具合から1270~80付近が泊まりの予定地だ。しかし相変わらずゴーロが続き適地がない。16時を過ぎそろそろ決めないと思うがとうとう前に多段の滝が見える所まで来てしまう。塾長が偵察に行くが結局無いとのことで、少し下がって石を動かせばなんとか使える幕場を見つける。寝る場とたき火の位置を整備し薪をみなで集める。ターフを張る段で塾長より指導。はなはだ情けない限りで、他にもたき火の火付けや火を継続させて燃やす事、薪の置く場所など細かく指導を受ける。ともかくも無事おいしいキムチ鍋と岩魚にありつけ火を囲んで夜も更けていく。
 翌日は4時前から雨がひどくなりその雨音で目が覚める。少し憂鬱になる。かなり雨脚が強い中5時に起床。食事と片付けを済ませ7時に出発。高度は1300mから密になり1500mあたりまできついと予想されるが、出だしから昨日のゴーロの傾斜をきつくしたような沢が続く。出発するころから雨が上がり、逆に気温が上がり出す。Siさんが上下雨具を付けていたのでその着替えで小休止。1360m辺りで10mの直滝は逆層で岩が剥がれ落ちそうなので、右からヤブの中を巻く。水量が減り20mの所は手足ともホールドが豊富で簡単に上れる。ただ雨で濡れているのでこれも慎重に上る。再び水量が復活して、釜がいくつか現れるが、大抵はへつっていける。高度が1500mを越えた辺りで小さな雪渓が右にある。その先の釜がやや深めで右をへつるが先の足場に届かず腰までつかる。後続のSiさんに届きそうだった足場を指示するがSiさんも届かず同じ目に遭わせてしまう。軽率でした、すいません。その先さらにより深い釜は左を巻き上に出る。高度計は1535mを指していた。振り向くと下に雲海が広がり絶景。ここからはゴーロは続くが傾斜は緩くなる。両側が笹になり芝草平の付近である事がわかる。ここからのルート取りを慎重に行くために一回休憩しルートを塾長に相談する、9:41。二俣を右に進み小滝を越えてさらに右に。その先に右に上がる踏み跡を上がってみると出ました芝草平。チングルマの白い花が絨毯のように広がっている。なにやらぱっとしない沢だったが、この風景はお見事。花をなるべく踏まないように小川に沿って登っていくとさらにチングルマが密集しているところに出合い、しばしみとれる。視界がきいていたのが、あっという間にガスでみえなくなったりめまぐるしい。すぐに登山道の見晴台に出るが、誰も居ない。ここで休憩して、この後の登山道も道が悪いだろうという事で、沢靴のまま出発。木道のある所はよいが、ぬかるんだところが多く閉口する。沢よりよっぽど怖い思いをしながら南蔵王縦走コースを杉ケ峰・刈田峠と越えてデポした南蔵王登山口まで約2時間かけてゆっくり下山。途中多くの登山者に会う。ここから塾長とSiさんは車を回収に行き、残った3名は御釜へ行く刈田リフト下の刈田駐車場まで歩き、日が出てきた下で昼寝などをしてまったりと待つ。約3時間後渓友号が到着。急いで遠刈田温泉の公衆浴場のなかなか熱い湯に入り、食事を済ませ、それほどの渋滞もなく東京に着きました。
 沢自体の遡行価値はそれほど高いとはいえませんが、泊まりの荷物を背負って沢を歩くというトレーニングとしてとても良かった事と、芝草平のお花畑はご褒美でした。
<コースタイム>
20日 山形駅05:35~舟引林道県境付近10:20-11:01~大柳沢橋下昼食後入渓11:51-12:24~1280m付近泊場着16:30
21日 泊場発7:06~芝草平登山道見晴台10:31-10:42~蔵王エコーライン刈田峠南蔵王登山口12:08

2009年6月16日火曜日

2009.6.14

安達太良・東鵜川

日 程 2009年6月14日(日)
天 気 曇り時々雷雨
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Saさん、Kiさん、Waさん、Suさん、Siさん
‐コメント‐
情報によれば初心者向きのきれいで楽しい沢とのことだったが、天気にもよるが安達太良の他の沢と代わり映えのしないそれなりの沢との印象。また大滝の登攀は水量にもよるが初心者にはかなり難しい。上流部はボサが被り非常に歩きにくい。(記:塾長)
-記録(Siさん)-
初めての前泊での沢登り。山行計画書の個人装備欄を見ながらリュックに装備をに詰めが、何とも収まりが悪く入れては出してを繰り返し、気が付くと自宅出発の1時間前。最後は強引に詰めて、焦り気味で自宅を出発した。電車で揺られること約2時間(総武快速線がポイント故障で運休していた為、非常に時間がかかった)、武蔵境駅に到着し、北口の交番に向かうと既に参加メンバーが集まっていた。挨拶を交わし、渓友号で今晩の宿泊地である道の駅・つちゆに向かった。深夜につちゆに到着し、駐車場でテント泊した。テントを張る場所は、雨を避けられるように庇の下が良いとの事だったが、良い場所が見つからず、駐車場にテントを張った。
翌朝、7時に道の駅・つちゆを出発。天気は曇り。霧がかなり濃い。国道115号線(土湯バイパス)を西へとに向かい、トンネル手前に1台ほど駐車スペースに渓友号を停め、ここから入渓地点へ向かった。
身支度を終え、遡行前のミーティングでは塾長より以下の説明があった。
・癒し系(らしい)
・一箇所大滝あり(それ程難しくはないと思われる)
・ナメが多い
・レベルは1級中位
・トップはSaさんが担当
ミーティングを終え、出発というところで雨となった。雨合羽を着込み入渓地点に向かう。橋の手前で沢に下り、遡行開始。F1,F2と問題なく登る。約10分ほど進むと、目の前に現れたのは20mはある大滝。水量が結構あり、ルートが見えない。Saさんがルートファインディングをして、左岸を登り始める。肩がけで2段目登るが、そこから先はホールドが無く、木にも僅かに手が届かないようだ。2人乗れるかのギリギリのスペースにWaさんが登り、再度肩がけをする。このような場面を見慣れていない私が一番緊張していたと思う。
見守ること約20分、Saさんが確保を取れるところまで登ったようだ。次にWaさん,久美さんと続き、Saさんがいるもう少し上の地点までそれぞれ登り、確保をしているようだ。下からは状況があまり掴めないため、余計に緊張感が増してくる。
私の番となり登り始めるが、「これどこに足掛けたんですか?」と言うくらいつるつるの岩で全く登れない。思いっきりザイルを引っ張り、少し体が浮いたところで下から塾長に押してもらい、後は腕力任せでなんとか2段目に登る。左上にSaさん、右上にWaさんが見える。まず、Saさんの方に向かって登り始める。もう頭の中は緊張と恐怖で真っ白となり、どのように登ったかは覚えてない。滝の落ち口の脇を通り、安全な地点まで行き、腰を下ろしザイルを外すと腰が抜けたような状態となった。天候は、雨が強くなり、雷も鳴りはじめる。目の前は凄い勢いで滝から水が落ちていく。全員が登りきるまで約20分ほど待った。これ以降も10~15m程度の滝が4個ほど続き、ナメ滝手前で昼食。
ナメ滝以降は緩やかで、雪渓があり、結構水が冷たかった。
暫く進むと、遠くから甲高いエンジン音が聞こえ、登山道が近い事を知らせてくれた。
沢から上がり、暫く藪漕ぎすると登山道へと出た。先程のエンジン音は、登山道を整備する為に使っていた草刈機だった。(こんな天候の悪い日にご苦労様です。)
下山は渓友塾名物の高速下山。Saさんに遅れないよう必死でついて行く。約100分で塩沢スキー場の登山口に到着。下山後の風呂は塩川温泉湯川荘。露天風呂からの眺めが一番癒されました。今回は天候が悪く癒される感は全くありませんでしたが、晴れであれば癒されるのかもしれません。

2009年6月8日月曜日

2009.6.7

奥秩父・一之瀬川大常木谷

日 程 2009年6月7日(日)
天 気 晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Saさん、Yoさん、Yaさん、Waさん、Aoさん
-コメント-
久し振りの良い天気と暑いくらいの天気に恵まれ、奥秩父でも美溪として名高い大常木谷を楽しむことができた。今年は一之瀬林道が土砂崩れで通行止めのため、落合から三ノ瀬経由で遠回りさせられたが、その分、遡行は会所小屋跡までで切り上げ、下山に大常木林道をシナノキノタルから精錬場尾根(モリ尾根)を使い、竜喰谷の精錬場滝上に尾根を下降。滝上から山道を二ノ瀬に下山する。今まで気になっていた精錬場尾根(モリ尾根)を歩くことができ、ようやく二ノ瀬の山道が繋がった。(記:塾長)
-記録(Yoさん)-
 前夜 小作駅で集合し、渓友号に拾ってもらい、道の駅丹波山に泊まる。逍遥のMさん、Nさんも同宿だった。小常木谷に行かれるとのことだった。
 翌朝は6時少し前に出発。近来まれに見る雲一つない青空で期待が膨らみます。
ニノ瀬をすぎたところに駐車。まずは塾長より今回の注意点を聞く。
今回のポイントは4つ滝の通過(五間の滝、千苦の滝、山女魚淵、不動の滝)、それに入渓点への下降で転落死亡事故が起きている気をつけるようにとのこと。山女魚淵まではAoさんがリーダーで、それからは泳ぎの得意なYaさんがリーダーと決まる。沢靴に履き替えて出発。
 林道を下り、転落事故ありの看板のところから下降。ピンソールをもっているものはつけるようにとの指示がでる。道は明瞭だが、傾斜がきつく湿った枯葉がつもり滑りやすい。沢に近づくにつれて道も分かりにくくなる。
 緊張したが、なんとか滑らず沢におり、一之瀬川本流を何度か徒渉して出合いまで行く。久しぶりの徒渉でバランスが悪くふらついてしまう。深いところはスクラム徒渉で通過したが、やはりスクラムだと安定する。
 大常木谷の出合いはやや暗い感じだ。水量比(2:1)。滑滝を越え、ゴーロを過ぎ、ゴルジュの中の滝を3つほど越えると、第一関門の5間の滝(8m)だ。ロープ確保で右から直登する。スタンス、ホールドは豊富だ。
 この先もゴルジュの中、滝が続く。滑滝、すだれ状4mを左から越し次の倒木のある小滝を越えると
左からヤシャ窪沢が入りその先の一枚岩の先に千苦の滝が見えてくる。25 mの大滝だ。
 皆で記念撮後、この滝は右から巻く。この巻きが一番緊張した場面だったように思う。
ここは塾長がリード。途中の斜面のトラバースでは、残地のトラロープが張ってあったが信用できないので立ち木に支点を取り30 mロープを2本つないでフィックス、我々はそこにカラビナをかけて一人一人慎重に通過する。滝上に降りて小休止。これで第2関門通過だ。
 つぎはいよいよ山女魚淵ということで期待が膨らむ。しばらく河原状になる。左の斜面が崩落していて
釜が埋まっている。ふたたびゴルジュとなり、倒木のある釜もつ滝、右壁に残地シュリンゲがぶら下がっている。これが山女魚淵だ。首までつかるとか、10m泳ぐとか聞いていたが、水量が少ないのか埋まったのか、思ったより小さい感じだった。ここでリーダーがYaさんに交代となる。リーダーがロープを出そうとしている間に、久美さんが、真ん中の倒木に取り付いてさっさと突破、結局全員この倒木を使って泳がず、ロープも出さずであっさり抜けてしまった。
 続く早川淵も水量はそれほど多くない。倒木を伝ったりで滝を2つほどぬけ釜のある3 m滝に。先頭二人は果敢に釜に入って突破、体力を温存したい後続は左から巻きました。この上で小休止。
 左から10 mの滝をかけては枝沢が入る。しばらくゴーロとなる。この先また釜のある2段6mの滝。またもや先頭は釜を泳ぎで果敢に挑戦、ちょっとハングして難しそうだったので、軟弱な後続は巻きました。
 右からモミジ沢が入り、小滝を越えると、いよいよ不動の滝2段13m、幅広い滝で堂々の迫力だ。下6mは、右を直登しその先、左から巻いて、懸垂で滝上に降りた。降り口のところが、ちょっとCSのように岩が挟まっていて振られやすく緊張した。とにかくCS岩が落ちなくてほっと一息でした。
 その先も滑小滝が続き10m滝をすぎると左からカンパ谷が入る。
沢が開け、河原状になり、しばらくいくと御岳沢の出合い。(1:1)ここで昼食となる。
この先15分ほど歩くと会所小屋跡に出た。大常木林道が横切っている。ここで遡行終了とし、沢靴を
履き替える。しかしここからが長かった。
 道は山腹を縫うようにモリ尾根へと続くがけっこうアップダウンがあって息切れした。1532 mのピークから北に下ったところの鞍部で小休止。風が心地よく気持ちがいいところだ。
ここからは地図読みだ。1532 mのピークを下り、右の尾根を竜喰谷を目指して下る。はじめは踏み跡があったが、不明瞭になり、とにかく地図をたよりに下る。藪漕ぎの急斜面だった。どんぴしゃで
一昨年竜喰谷のへつりでYoが落ちた釜の下に出た。YaさんAoさん、さすがでございます。
 あとは林道を二ノ瀬に向かうのみ。なんとか明るいうちに下山できました。塾長に車を取りにいって
いただき我々は楽をさせていただきました。この後は、6時に閉まる「のめこいの湯」を目指して車を
とばし、最後にダッシュして玄関に駆け込み、お湯にとっぷり浸かることができました。
 今回果敢に釜から泳いでとりついたAoさん、Yaさんに拍手です。
<コースタイム>
一之瀬林道ゲート6:45-7:19~下降点7:45-49~一之瀬川本流8:16~五間の滝9:02-22~千苦の滝 9:52 ~滝上10:33-40~山女魚淵10:57~カンパ谷12:25~御岳沢出合(昼食)12:41-13:12~会所小屋跡13:37-44~鞍部手前(休む)14:39-45~鞍部15:00~竜喰谷16:08~二の瀬16:56
2009.6.6

奥多摩・日原川小雲取谷

日 程 2009年6月6日(土)
天 気 曇り時々晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Kiさん、Kawaさん、Suさん
-コメント-
梅雨時は日原林道が閉鎖されるためゲートが開いているかどうか心配しての講習だったが、朝方の雨も、こちらに来ると曇り空となり、ゲートも開いていたので富田新道入口まで車で入る。心配された増水もなく、日も差し込む良い天気となり、緑に包まれた沢遡行を堪能することができた。ただ源流部は倒木が多く、美観を損ねていたのが残念だ。(記:塾長)
-記録(Suさん)-
前日の天気予報と変わらず。横殴りの大雨の中家を出る。立川でも雨は止まず。偶然に車中で会ったkiさんと本当に行くのか心配になる。青梅に着き小雨となっていたが出発。日原林道のゲートが閉まっていたら鷹ノ巣に変更するとのことだったが開いていてなんなく林道終点まで行けた。ここで身支度を整えていると2台の車が後からやってきた。同じく沢の準備をしているが行先は違った。小雲取谷に行くには大雲取谷に並ぶ道を歩いて行くのだが所々がけ崩れがあり1時間も歩いていたが左下から聞こえていた水の音に耐えられず降りて本流に入ってしまった。この頃には雨が止み薄日が差してきた。雨のせいか本流は水量が多くひざ上まで浸かりながら出合いに向かう。15分で出合いについた。ここからは小滝が続くがロープを出すことなく進める。8mの滝の後2条5mの滝。しばらく行くと右から1本沢が入ってくる。その先に右に直角に曲がる8mの滝がある。上には5mのナメ滝がありゴーロになる。1425m水量比1対5の枝沢で昼食。見上げれば青空がでている。その後1500mで二俣。左沢を進むと2mの小滝が3つつながった様な滝が出てきた。上の方は複雑に見える。倒れた木や大岩が多く右往左往してしまうがやがて赤い岩があちこちに見え始め右側に赤壁が出てきた。足元はガレで歩くのに手間取ってしまう。山頂を目指していたのだが左上に簡単に上がれそうだったため富田新道に変更。藪こぎもなく尾根に出られた。ここで靴に履き替え下山する。ツツジが雨に濡れとても奇麗に咲いていたが駐車場所の林道に戻る最後の上り坂は正直辛かった。
<コースタイム>
日原林道終点9:00~小雲取谷出合10:33~1425m付近昼食12:30 -12:50~富田新道(野陣尾根) 15:00-15:20~駐車場所17:13

2009年6月1日月曜日

2009.5.31

奥秩父・赤ノ浦川ホトケ沢

日 程 2009年5月31日(日)
天 気 曇りのち雨
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Saさん、Yoさん、Yaさん、Waさん
-コメント-
予報では前日より天気が良かったのだが、雨の降りだしが早く、ほとんど雨の遡行となる。この沢は滝が多いとのことだが、滝よりも前半の堰堤の多さにウンザリ。ただホトケ沢に入ると川幅も広く、ナメ滝が多く懸かりなかなかきれいだが、途中に2箇所石積みの堰堤があり、下の堰堤は測量がされているのだ近いうちに堰堤工事が始まるのでは。上部は滝が多くなるが、沢床に倒木が多くなり、きれいな沢との印象はない。水が涸れてからの詰めが長く、下山も長いので、足並みの揃ったメンバーでないと厳しいか。(記:塾長)
-記録(Waさん)-
 曇り空で今にも降りそうな雲行き。駐車場から少し戻る形で笛吹川右岸沿いの道を行き、すぐ右折してあがり始める。赤ノ浦川を左下に見ながら、川沿いの道を神社まで登る。右手に神社の本殿があるようだ。道は右の水場を川を渡って一個目の堰堤を左沿いに越す。二つ目の堰堤前で入渓準備。沢の中なので直接雨がかからず気がつかなかったが、雨脚が相当強くなっている。出合が倒木でわかりづらいが、手前で左から川が入っていた。ここから三つの堰堤を越える。三つ目の堰堤の先で左から小沢が入り、四つめの堰堤の左側に「塚本山のヒノキ林」という看板のある整備されたヒノキ林が広がっている。五個目の堰堤は記録通り下半分が岩でその上に堰堤が作られている。そこは左側を巻いて、いよいよここからが本番。この先倒木が続いて滝ノ沢の出合に到着。ここで小休止。休憩していても天候のせいか気が晴れない。ここから階段状の小滝が続いて現れる。水で磨かれたナメ滝が多い。右から段々に続く小滝が入り、さらに小滝が続く沢を遡行。左側にブロックの所を過ぎ、右側から小沢が入り、その先石積みの堰堤がある。右側巻く。その先ナメ滝、右から小川が入り、そのさきで小休止。その先斜めナメ滝2×4m。右から小沢が入る。その先「く」の字の2mほどの狭いナメ滝。右足をヌメった岩に置いて登っていくところで滑ってしまいました。足の置き場を確認せず不注意でした。その先右側に大石のある所を越えると左から小沢。さらに右から小沢が入りその先に左側に20mのそびえたった滝が見える。これは、支流の滝でそれを見ながら右に巻いてこの上で昼食。
 この先、狭まったチムニー状の段々の滝がある。倒木がかかっていて水の中を行けば登るのは可能だが、びしょ濡れになるので右からと思うが手がかりがない。結局少し戻って左から大巻。ここからさらに小滝が続く。左手に40m大滝。出だしは右側を直登。滑りやすく神経を使う。右の笹ヤブへ。右に進むところでいやらしいところがあり慎重になる。あがったところで小休止。さらに右から小川が3本ほど入り、その先で水が涸れるので水取。ここからは枯れて二俣を左。さらに左の崩落しているのを越えて1870m付近で小休止。ここからツメは崩落を避けて右側の笹の所を進んでいく。やや右側に進み苔むした登山道に出る。靴を履き替えて西に。ここは地形図の2021地点より東に出たようだ。稜線は風が強く木々の中に入るとほっとする。途中シャクナゲの花が咲き乱れて美しい。牛首ノタルに30分弱で到着。草原が広がりもし視界がきけばすばらしい所と予想できる。ここから2時間で駐車場まで。下山途中で雨はほとんどあがっていた。なかなか歩きでのあるコースでした。ただ遡行価値のある箇所は中盤から後半に集中している感じでした。稜線上のコースは天候が良ければさぞすばらしい眺望だったと思われます。
<コースタイム>
塩山駅07:52~大嶽那賀都神社第2駐車場08:20-08:47~赤ノ浦川入渓(2つ目堰堤の下、入渓準備)09:14-09:35~滝ノ沢出合10:19~1470m付近奥二俣昼食12:00-12:18~2000m山頂下付近登山道14:49-15:31~牛首ノタル15:50-15:54~林道交差16:42-16:50~大嶽那賀都神社第2駐車場17:53
2009.5.30

奥秩父・笛吹川西沢行者谷

日 程 2009年5月30日(土)
天 気 曇り時々晴れのち雷雨
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Kawaさん、Suさん、Siさん
-コメント-
時々薄日の差す天気。沢は苔むした薄暗い沢で、滝も少なく、ある程度沢を登っている塾生にとっては物足りない沢だったと思う。(記:塾長)
-記録(Kawaさん)-
  東京は前日から雨模様だった。電車組は8時13分にJR塩山駅に到着。不思議なことに雨は止んでいる。駅前で初顔合わせとなるSiさんとご対面、メンバーは塾長+3名。車2台で西沢渓谷へ向かう。途中「道の駅はなかげの郷まきおか」にSi車を置き、約30分で西沢渓谷入口の駐車場着。今回の沢の概要「易しい、滝が多い、短い(遡行時間は約2:30)」、解説等と塾長の訓示がある。お言葉通りなら新人の私にピッタリなはずだが……。
 歩き出して20分ほどで、遊歩道入口。時おり晴れ間ものぞくようになったが、そぞろ歩く観光客は思ったほどいなかった。田部重治の文学碑の横を通り、吊り橋を渡って西沢本流の滝を横目で見ながら先を急ぐ。観光名瀑・七ツ釜五段の滝を過ぎると道は少し上り、遊歩道の終点(トイレのある休憩テラス、遊歩道折り返し地点)となる。そこで入渓準備をし、軌道跡をたどって、腐ってぐらぐらの木橋を2本渡ると、いよいよ行者谷だ。
 最初から小さい滝が続き、特に水量が多いわけではないのに、水際を登ると水飛沫を浴びるため、塾長が巧みにコース取りしながら進む。5m二条の滝、階段状のナメ、6m階段状の滝、細かい段々の滝などいろいろあり、お助けテープを出してもらう頃には私はかなりズボンやシャツが濡れてしまった。三叉(1520m付近)の少し手前地点で早くも昼食。
 ジグザグの滝、5mの滝を乗っ越すと右に小さな岩峰(?)が見えた。大き
めの岩ゴーロとなり、しばらくナメ+苔の小滝やナメ、1750m付近では白糸状の複数の滝などが続くが、特に印象に残るような滝や釜はなかったと思う(…単に疲れてて覚えていないだけか!?)。1820m付近で休憩の後、赤テープに従って稜線へのツメに入るが、傾斜も緩く10~15分ほどで終了(…前週は高巻き、草付き、ツメに苦しんだので、正直ほっとしました)。
 黒金山から続く西沢渓谷への下山路では、塾長が“動物的カン”(Suさん評)を発揮して「コシアブラ」の木を随所に発見、採りながら下山した。その後は、いったん遊歩道折り返し点のテラスに着いてから、往路と違う対岸の遊歩道を通って、降り出した雨の中、駐車場まで戻った。
<コースタイム>
西沢渓谷入口駐車場8:55-9:25~遊歩道入口9:50~七ツ釜五段の滝10:40~遊歩道終点テラス(準備)10:55-11:10~行者谷入渓11:30~(昼食)11:55-12:20~三俣(1520m)12:30~1670m地点13:25-13:30~1820m地点14:15-14:25~稜線14:40-14:55~遊歩道終点テラス16:05-16:15~西沢渓谷入口駐車場17:25