徒渉訓練(丹波川本流)
日 程 2009年8月2日(日)
天 気 雨
形 態 訓練山行
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Saさん、Kiさん、Yaさん、Waさん、Suさん、Aoさん
‐コメント-
徒渉訓練は大きな沢に入る前には必ずしておかなければならない必要な訓練だが、7月の第一週に行なう所がこちらの私用により1ヶ月遅れての実施になる。8月に入ったにもかかわらず梅雨のような天気が続き、この日も朝から雨。ただ濁流にならない限り徒渉訓練には丁度良い水量。いつもの所はおいらん淵付近のトンネル工事の影響で土砂が堆積し、流れが変わり、淵もほとんどが埋まってしまっている。それでも水量が多いので、昨年の所を使って徒渉点の見分け方、単独徒渉、スクラム徒渉、ロープを使った徒渉、ザックビストン等、一連の徒渉の仕方の講習を行う。(記:塾長)
-記録(S氏)-
本日は繰り延べになった徒渉訓練の日。本来ならばこの時期、朝からかんかん照りの太陽にじりじり焼かれ、川面はキラキラ輝き、飛び込み、泳ぎと・・・の筈が、集合場所の鳩ノ巣駅を出ると溪友号のフロントガラスに雨粒が。ワイパーも動き出した。
青梅街道から三条新橋を渡り駐車。既に数台の車、テント組もいる。沢にも数名の釣り師がこの雨の中いた。天気がよければさぞやの賑わいだろう。その分、河原にゴミが多い。沢支度に入ると、皆が谷側から山側に逃げてくる。地蜂の巣の近くでAoさんが裸になって着替え始めたため、興奮?した蜂に頭を刺されたようだ。
徒渉は失敗すれば死に直結する場合があり、沢をメインとするクラブは毎年必ずやるべき重要な訓練である、とのお話を聞き出発。林道を少し行き入渓。沢は昨年より流木や土砂の流入が多いようだ。適当な場所で最初のスクラム徒渉の練習。
流れに正対して上流から下流方向にカニの横歩きで渡る。足をくっつけな
い、交差させない、肩を組まない(重心が高くなり、足元をすくわれる)。そして、一番難しいのは徒渉点の選別だろう。雨続きで水量も多いし、流れも速く、少し濁りも出ている状態では川底もよく見えない。流れの速い遅い、流れの集中、拡散、瀬の波立ち加減等々、経験がものを言うのであろう。いずれにしても、膝や腰までの水量でも、転んだら流れに押されなかなか立ち上がるのは難しい。それが怖いところだ。上流に進むと見覚えのある淵に出る。両側壁沿いに流れがあり、真ん中が淀んでいる。そうだ、去年、S氏がザックピストン法をやったとき、ザックごと身体が引っくり返り水中に没し、潜行したまま引か

れ続け心身ともにダメージを受けた場所だ。今回S氏はライフジャケットを持参、装着している。Yaさんが挑戦するも、丁度足が立たなくなるところで手がかりもなく流されてしまう。背の高いAoさんが挑戦しクリア。セカンド以降はザックピストン。S氏も無事通過。初めての方も顔は緊張しているが何の問題もない。そしてまた元の位置に戻りザックピストンと、2,3度繰り返していると、F社製の下着の人は平気な顔をしているが、それ以外の3名は唇が青くなり震えが止まらなくなる。ポットの湯を飲み身体を必死に動かし温める。そこへ後続の4名グループが到着。右岸の水中へつりにチャレンジし始める。何か雑誌「岳人」の関係者らしい。トップは難儀したが通過し、セカンド以降もトップ確保(浮くザイルを使用していた)で次々通過、行ってしまった。それでは我々もと右岸のヘツリに再度挑戦。が、なかなか難しく、トップ確保(引っ張り)によりなんとか通過(経験)させて頂きました。
これ以上の遡行はせず、下流へ。適当な所での倒木を使った単独徒渉の練習。両足を底辺に三角形の頂点に棒を突き刺し、足、棒を交互に動かし横歩きする。棒は身長程度の長いもの。何より棒に体重をかけても折れないものが重要。
昼食後はさらに三条新橋の下流へ。波頭逆巻くゴルジュ?の入口付近でのザイルを使った徒渉訓練。まずトップはビレイヤーとサブビレイヤーに確保されながらエイト環を使い懸垂の要領でザイルを
緩めながら下流方向斜めに渡っていく。この時、ザイルにしっかり体重をかけると安定する。これを各人往復実施。続いて固定されたザイルを中間で渡る。ヌンチャク等をザイルに掛け、両手でザイルを
手操りながら渡る。が、流芯部に入ると水圧で身動きが取れなくなる。腕力の弱い女性等、波頭が顔にまで掛かり恐怖の一瞬。そんな時、腰を少し捻って水圧をかわすとまた動きやすくなるようだ。そうこうしているうちに、雨は土砂降りになり、本日の訓練はこれにて終了。暑気払いをしようとの話があったようで、青梅駅前の居酒屋で、夏よこいこい晴れをこいと御神酒をあげてご祈祷をする。
S氏曰く、今回は沢の水も飲まず無事生還できましたが、その後、泡立つ水を飲みすぎて溺れそうになりました、とのことでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿