2009年9月28日月曜日

2009.9.27

尾瀬・片品川センノ沢

日 程 2009年9月27日(日)
天 気 曇り時々晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Yoさん、Kiさん、Kawaさん
-コメント-
今回もドタキャンが1人出て、3人と寂しい人数となる。
この沢は情報によればナメの綺麗な沢とのことだったが、ボサが沢筋を多い、沢床の岩にコケがつき、非常に滑りやすく、初級レベルの方には気の抜けない沢の印象。(記:塾長)
-記録(Kawaさん)-
26日(土)夜、東京を出発。珍しく翌日の予報は晴れ。期待を胸に道の駅・白沢にて前泊。しかし27日朝、起きると曇り空…何故だ!? 日中は晴れるとのことで、不安を打ち消し6時30分発(車)。登山口の大清水に7時20分着。
装備を整えて沼田街道(林道)を歩き始める。楽しげに尾瀬沼に向かうハイカーを追い越して一ノ瀬休憩所で入渓準備。すぐ先の橋の横にある石段を下って沢へ降りた。沢は幅も狭く、流木や藪がかぶっていて、これを遡行するの?という感じ。
やがて6mほどのF1が現れ、ヌメヌメした沢床の苔に注意しながら水流左から登ると、長いナメが始まった。100mくらい続いただろうか、茶色いナメ床を遡っていくと講師が立ち止まった。「なめ茸だっ!」しばし倒木に生えたなめ茸、ひら茸の収穫タイム。
樋状の小滝を越えると右から涸れ沢。6mのF2?は大きなブロック階段状で左から。小釜のある4mの滝は右から登る。長いナメが続き、途中サボなどもあり、階段状7mの滝を越えると1560m付近で二俣(3:2)に出た。続いて1590mで右から枝沢が合わさり、しばらくナメと小滝が連続する。1660mで小ケルンの積まれた奥の二俣に到着、水流は1:1。この時点でまだ10時55分で、意外と早く遡行が終了しそうな予感。
右俣を進み1700m付近で藪っぽい枝沢を右へ、水流が消えてからは北?(左方向)に進路を取り、ネマガリ竹の藪を漕ぎながらセン沢田代を目指す。トップを行く講師の的確なルートファインディングのおかげで藪漕ぎは短くてすんだが、根曲がり竹の直撃で目の下に若干の負傷。やっと飛び出た秋の田代(湿原)は枯れ色で、前回の7月とは比べようもなく地味だった。
登山道で沢装備を解く。目の前を鳩待峠から尾瀬沼へ向かうというハイカーが足早に通り過ぎていった。帰路は皿伏山を越えて尾瀬沼を経由し、約4時間のハイキングコースをたどる。尾瀬沼休憩所で昼食の大休止。デザートには皆で名物「花豆ジェラート」を食べる。美味! 一ノ瀬休憩所からはヤマブドウを採りながら歩く。そのまま口に入れると野生の酸っぱさが刺激的~。大量に収穫できたので、Yoさんがジャムを作って集中沢行の時に持ってきてくださるとか。今回は、キノコに山ブドウ…味覚の秋も満喫する講習会となった。
<コースタイム>大清水駐車場7:45~一ノ瀬休憩所8:40-8:55~センノ沢入渓9:00~10:10(1590m付近休憩)10:20~二俣10:55~セン沢田代11:30~登山道(沢靴履替)11:35-11:55~皿伏山12:30-12:40~大清水平13:05-13:15~三平下(尾瀬沼休憩所/昼食)13:35-14:20~一ノ瀬休憩所15:10-15:20~大清水駐車場16:20
2009.9.19-22

北ア・黒部川源流

日 程 2009年9月19日(土)~22日(休)
行 程 折立~黒部川薬師沢左俣~赤木沢下降~黒部川源流~三俣山荘~双六キャンプ場~鏡平   ~新穂高
天 気 19日曇りのち晴れ、20日快晴、21日晴れ、22日雨のち曇り
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Saさん、Yaさん、Aoさん
-コメント-
黒部川源流部の綺麗な沢を巡る沢旅。今回は最終日以外良い天気に恵まれ、久し振りにのんびりと沢旅と山登りを楽しむことができたが、流石に北アの銀座どうり、人人人でごった返し、ウンザリ。赤木沢の下降では4パーティと遭遇。流石に人気のある沢だ。最終日にアクシデントあり。(記:塾長)
-記録(Aoさん)-
【19日】富山駅6時10分発の折立行きのバスに乗車。SWでごった返す折立で1時間ほど準備と休息をとり午前9時出発。偶然にも以前仕事でお世話になった方と出会い太郎平までほぼ一緒の行動となる。
登り始めは樹林帯の急登、展望が開け草紅葉の中、整備された山道を進み終わると太郎平に到着する。夜行で睡眠不足並びに疲労蓄積の身には標高差900mは少々堪えるが、堂々たる北アの峰々を見るとそれも吹き飛んでしまう。ここから紅葉の山道を薬師小屋方面に下り、薬師沢左俣出合に14時35分到着する。遡行の準備と休息後15時遡行開始。
特に滝もなく、終始河原のゴーロ歩きが2100m付近まで続く。同付近の河原にテントを設営、夕食に牛丼を食し、満天の星空のもと床に就く。
【20日】朝、テントから顔を出すと草木やテントは霜でバリバリ、渓流靴やスパッツ類は冷凍イカの様にガチガチに凍っていた。8時30分快晴遡行開始。すぐに8mの斜瀑が現れる。右手の草付きと岩の境目を進むが土が泥状で滑るため要注意。続く2段10mの釜を持つ滝は右手から越す。右から小沢を迎えると小さいながらもゴルジュが関所の如く現れる。ほぼ垂直の廊下で奥に深い滝壷を持つ3mの小滝があるため、突破は泳いで取り付くしかないか。ここは、右の小沢の斜面にある明瞭な踏み後を上り、ゴルジュ沿いに若干藪漕ぎし、垂直に沢へ下降リルートする。小滝を1つ越えると地形図の滝マーク、大滝2段15mが右横向きに堕ちている。ここは左から問題なく登れる。ここから沢は明るく大きく開け、後方には薬師岳が大きく見える。2条6m滝を過ぎ、スダレ状の斜瀑15m×10mを右から越え、標高2200mを過ぎるとこの沢の核心部である連曝帯を迎える。小滝とナメ滝、釜滝が約50mに渡って続く。下段は右手から中段は左、上段は左小沢に少々入り巻いて滝上にでる。この先もナメ滝が若干続く。美しい小ゴルジュを右から岩を巻くようにへつり終わると、右から2320mの沢と出合う。大岩のある3m滝を越えると沢は一気に源頭の雰囲気になる。
しばらく高度差のない河原を進むと赤木岳2622mと北ノ又岳2661mから広がる天国の大平原に向えられる。
この後、赤木沢を下降するため、2450m付近からショートカットし赤木沢に入渓する。
しばらく赤木沢の枝沢を下降、5m前後の滑りやすい小滝が本流出合いまで連続する。
本流に合流するとすぐに大滝30mとなる。明瞭な巻き道は左に。巻きは脆い岩の垂直下降となるので、張り出している木の根をしっかり掴み3点支持を大原則に慎重に下る。
この後も美しい渓相の中、スラブ滝の連曝やゴルジュ滝、ナメ滝が黒部川まで飽きることなく次々現れ楽しい沢だ。人気が高いのも理解できる。ただ、明瞭な巻き道はあるものの、スラブ下降の滑落危険度は高いので注意を要するところ。
黒部川との合流点、兔平は自然に出来た滝堰堤で黒部と赤木の水が一旦堰き止められたオアシスのような美しい場所だ。下部の滝堰堤を歩き対岸へ渡り、堰き止め帯を大きく巻いて黒部上流にリルートする。
ゆったり川幅一杯に流れる黒部川に到達できたことは感無量だ。
時間は16時近く、テン場予定地の五郎沢はだいぶ先のため、近隣のテン場適地を探しながら遡行となる。河原を1時間程歩いた右手にテントを設営、2泊目の宿とする。
【21日】今日は黒部源流を遡行、三俣山荘経由双六小屋までの長丁場だ。前日の冷え込みもなく、青空のもと8時15分テン場を後にする。河原歩きが終始源頭部まで続くが、祖父岳、鷲羽岳、ワリモ岳、黒部五郎岳が前後要所で姿を見せ飽きることはない。
12時10分、雲ノ平に続く山道2400m付近に到着し遡行終了となる。
この付近の紅葉もすばらしく周辺の山容の美しさとマッチ、すばらしい景観となっている。
ここから三俣山荘を経由、雄大な鷲羽岳を背に三俣蓮華方面双六小屋に向かう。
しかし、快晴山行もここまで西から雨雲が三俣蓮華、双六岳、槍、穂高方面にかかり、冷たい風が吹き荒れる曇りの天気に急変する。
三俣蓮華の分岐で元気もりもりのYaさんは三俣蓮華、双六岳経由で16時45分双六小屋到着、体調不良のAoさんはSaさんの介助のもとAoさんの発する「限界です」の言葉に限界寸前になりながら17時30分小屋に到着する。しかし、双六小屋もSWのため大量の登山客が押し寄せ、ビールもジュースも食べ物も売りきれ、小屋全体が「限界です」の雰囲気をかもしだしていた。
【22日】双六小屋そばにテント設営、一夜を過ごしたが、朝食後雨が降り出し、気分は最悪となる。早々にテントを撤収し下山準備に取り掛かったが、Aoさんはその後「理由は聞かないでくれ・・・」24日まで小屋にお世話になる。結局、文明の利器で下山する羽目になってしまう。
<コースタイム>
(19日)富山駅前6:10~折立8:00-9:00~太郎平12:45~薬師沢左俣14:35-15:00~2100m付近テン場16:15
(20日)テン場8:30~2320m地点10:40~2450m付近11:40~赤木沢2430m付近12:00~赤木沢本流出合12:50~黒部川出合15:45~黒部川2000m付近テン場16:45
(21日)テン場8:15~五郎沢出合845-9:00~2231m10:50~2349m12:00~2400m登山道12:10-13:00~双六小屋16:45(17:30)(22日)双六小屋8:00~鏡平経由新穂高ロープウエイ方面へ下山

2009年9月14日月曜日

2009.9.13

奥日光・柳沢川右俣~左俣右沢下降

日 程 2009年9月13日(日)
天 気 晴れ時々曇り
形 態 沢登り
講 師 塾長、アシスタント講師
参 加 Yaさん、Saさん、Waさん
-コメント-
いつもは1泊2日で計画する沢だが、早朝バスを利用すれば日帰り可能な沢なので、今回は前夜発日帰りで行く。昨年雨に降られ撤退したが、今回は良い天気に恵まれたことと、足並みの揃ったメンバーにも恵まれ、下降の左俣では懸垂を強いられた所が幾つか会ったが、それでも帰路、赤岩の大滝を見物しても余裕で下山する。(記:塾長)
-記録(Waさん)-
赤沼車庫から低公害バスで行くのだが早朝運行の4:00~5:00にある3本は手前の小田代原までしか行かないので、5:30発が西ノ湖入り口の始発。小田代原では、大勢のカメラの人が日の出を待って三脚を立てていた。西ノ湖入り口で身支度を整えるが、しばらくは登山道歩きなのでくつはそのまま。整備された平らな道を30分ほど歩くと最初の堰堤が見えてくる。そこからさらに左岸沿いを堰堤を三つ見送ったところで靴を履き替える。だいたい1430m付近だ。ここまでバス停から40分弱ぐらい。さらに脇の道をすすみ、赤岩沢の出合を越え右に一本小沢が入る。右は3段に3・2・10mぐらいあるか。その先から入渓。ガレが続きその先は去年までは滝があったそうだが完全に埋まっている。右に大きな石がある横を通ると、小滝が続く。6mの黒光りした濡れた岩をフリクションをきかして左側を登る。さらにナメの滝4m、1650m付近。6mの滝は左を登る。先は平らなナメ床が続くうちに1700m付近が二俣出合。前年の幕場でなかなか快適そうだ。ここで休憩。さらにやや傾斜のあるナメ床がだらだらと続くと、スダレ状の滝15mと10mがある。どちらも水際の右側を草木につかまりながら行く。足場は選べばしっかりしているが慎重に。2つ目の方がやや急か。そこからすぐに<1:2>の二俣。水流の多い右の4mの滝を思わず登りたくなってしまうので注意が必要。ここは左に巻いて遡行する。この先が黒岩の滝二段25m。どちらからも行けそうだが取り付きは左から。一段上がった所は、左の草付きから行くがあまりあがると滝口に下りるのに苦労する。滝口近くに出るところにはトラバースする箇所に赤テープが巻いてあった。この辺りからは展望もきいて振り返ると気持ちよい。スダレ状の滝15mは右側から登る。ここで一息、8:58分だ。もう高度も1900m近くで水流の細くなる中登っていくと、2000m手前で水が涸れる。その上は平で幕場にうってつけだ。水の涸れた沢床を右に回るようにたどって行くと、2090mで二俣となる。ここで小休憩して左をすすむ。2230m付近、錫が岳林道にでる。意外とあっけない。稜線部を南に行くが踏み跡は少しあるが笹の密な箇所はとても滑り易い。2241m下最低鞍部から下降開始。この出だしが一番滑りやすかった。草が無くなり、ガレになると石が落ちやすく慎重に下る。2075mあたりでカレ滝を一回目の懸垂。ザイル2本をつなぐ。2030mあたりから水が出る。1995mで2回目の懸垂、ザイル1本、1935mで3回目の懸垂、ザイル2本。1905m付近で左から一本入る。ナメ滝が続く。1885m付近で昼食。1815mで2段滝を4回目の懸垂下降、ザイル1本。多段のナメ滝は右側から巻いて降りる。この先で去年の幕場の二俣、登りで右に行った所だ。ここで小休憩して、赤岩沢の出合まで一気に降りる。ここから赤岩滝を見に。見事な3段100m近い見上げるような滝だ。ここを塾長はかって一人で登に来たとの事、すごい。記念撮影後、沢靴のまま一気に西の湖入口バス停まで歩く。15:09のバスは無理そうだとなったがスピードを緩めず休憩も取らず。バス停まで。
 天気に恵まれ、暑くもなく初秋の日光を感じることが出来ました。
<コースタイム>
  赤沼車庫05:30~<バス>~西ノ湖入口着05:52-06:07~<林道徒歩>~赤岩沢出合7:18-7:24~二俣8:03-8:12~2230m付近錫が岳登山道10:21-10:29~2241m下最低鞍部10:47~1885m付近(昼食)12:25-12:48~二俣13:40-13:46~赤岩沢出合14:17~赤岩滝14:23~赤岩沢出合14:33~<林道徒歩>~西ノ湖入口15:20-15:44~<バス>~赤沼車庫16:09<バス>~赤沼車庫16:09
2009.9.12

奥多摩・大丹波川真名井沢

日 程 2009年9月12日(土)
天 気 曇り
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Kiさん、Kawaさん
-コメント-
当初は阿武隈川の白水沢の予定だったが、朝から雨予報のため、急遽、奥多摩に変更して実施する。この真名井沢は、以前はワサビ田が多く、あまり良い印象のない沢だったが、今はワサビ田もほとんどなく、意外と小滝が多く懸かり、初心者や初級者には丁度良い沢だ。ただ詰めが急で、ガレており注意が必要だ。今回は直前で1名欠席となり、参加者が2名と寂しい講習となる。(記:塾長)
-記録(Kiさん)-
那須・阿武隈川白水沢左俣左沢の予定でしたが、現地が雨の予報のため前日の夕方電話がかかってきて真名井沢に変更になる。
いつものように鳩ノ巣駅に7時42分集合。参加者3名の予定でしたが1人が急に欠席し、2人のみの講習となる。渓友号に乗り真名井沢入渓地点のとりがや橋の手前に車を止める。
身支度を整え8時40分入渓。沢に入ると小道があり丸太の橋もかかっている。ワサビ田があるのでそのための仕事道だろうか。もう作っていない荒れたワサビ田も多くある。10分ほど進むと左より滝のかかる枝沢(1:1)、そしてすぐ右より枝沢(2:1)。左にワサビ田を過ぎ2m、1.5mの滝を越え、520m地点で右に枝沢(3:1)。550m地点で右より枝沢(5:1)。ミニゴルジュになり約2mの3ヶの滝を進むと右から枝沢(水チョロチョロ)。この後も2m前後の小滝が連続している。最後の2m滝、補助ロープで登る。左壁上にロープぶらさがっていて、滑りやすいところなので助かる。9時56分二俣に着く(2:1)。左の本流に入るとすぐに2mの滝がありその上に5mの魚止めの滝。これまでの小滝に比べるとなかなか見栄えがよく立派な滝だ。右より高巻く。落石を起こさないように慎重に登る。2.5m斜滝、2m、2mの小滝、そして左に古い水道の施設がある。その上の2.5mの滝、補助ロープで肩がらみ確保をするように言われあわてる。3月の岩トレ以来したことがなく、頭が真っ白になる。やがて5mの滝が現れ左を巻く。2条4mの滝、4mの滝、ここでも肩がらみで確保の練習。流れはトイ状になり小さな滝が3、4ヶ続く。ここは右壁を巻き気味に登り奥の二俣に到着(3:2)。ここで昼食。小雨がパラパラ降ってきたがすぐ止みほっとする。左俣に進むと倒木が多く荒れている。左よりのカレ沢を通り過ぎ小滝を3ヶ越える。石積堰堤が見える左の枝沢を過ぎると水がなくなる。
水のない滝6mを補助ロープをだしてもらい登る。この先は急なので沢筋から離れ登る。急斜面で足元が悪くずるずると崩れるのでのでゆっくり歩く。その上は植林の中をたどり13時20分、赤杭尾根登山道1170m地点に出る。靴を履き替え、そのまま登山道を下る。
途中伐採をしている人に話をきくと林道がだいぶ上まできているとのことでその林道を辿り、とりがや橋まで下る。
<コースタイム>
とりがや橋(入渓地点)8:40~二俣9:56~奥の二俣・昼食11:15-11:45~赤杭登山道13:20-13:40~とりがや橋15:20

2009年9月7日月曜日

2009.9.6

飯豊・大白布沢タカッコ沢

日 程 2009年9月6日(日)
天 気 晴れ
形 態 沢登り
講 師 塾長
参 加 Saさん、Yaさん、Waさん、Aoさん
-コメント-
2期、3期生の時、隣の下モグラ沢を遡行、今回は本谷のタカッコ沢。ネットの情報によるとゴーロの多い沢とのことだったが、情報どうりゴーロが多く、滝はほどほどに懸かるがつるつるに磨かれたものが多く、特に水が涸れてからの10mの登攀が嫌らしい。今回は左から草付き処理の練習を兼ねて高巻いたが、草付き処理の経験の浅い方たちにはかなり難しかったようだ。詰めのスラブ帯も草付き処理の難しい方たちには危険すぎるのでできるだけ左側の灌木のある所を上がったため時間が掛かった。全般的に飯豊入門の小振りの沢の印象。(記:塾長)
-記録(Yaさん)-
前夜、18時に武蔵境駅北口に集合し、渓友号で喜多方市山都町(やまとまち)川入に向かう。途中、上河内、安積SAで休憩し、会津坂下(ばんげ)で降り、御沢(おざわ)野営場に23時半過ぎに到着。野営場には10台ほどの車が既に駐車しているが、ほとんどの所有者は入山中のようだ。トイレ、炊事場があり助かる。軽く前祝をして就寝。
6日(日):晴れ
5時に起床し、各々朝食を摂り出発の準備をする。塾長からの説明の後、本日のリーダー青木さんよりコース説明等があり、6時過ぎに出発する。野営場外れに隣接の大滝遊歩道の車止めを抜け、橋の先に御沢小屋跡の御沢の杉・栃が目に入ってくる。登山道との分岐だ。遊歩道は堰堤の左岸を巻き、直ぐに丸太橋で右岸に渡る。下流右岸によもぎ沢が合流しているのが見える。ここで沢支度をして入渓。数分の河原歩きで流木の掛かった2m滝が現れ、沢が右に緩く曲がると大滝への沢が左から出合う。出合を先に進み、直ぐに現れる短いゴルジュの中の2条2m滝を過ぎると、ゴーロが目立ってくる。休憩を摂る。
10分程歩き沢が右に曲がるところでどんが沢が左から出会う。小枝に覆われているようで暗い感じの沢だ。ゴーロも徐々に大きくなり5分程進むと枝沢が左から出合うが、地形図には無い。インゼルか?その先、沢は左におおきく曲がり、右から枝沢が出合うが、穴沢のようだ。あと一本右から入るはずだがゴーロに隠れたかその出合が見あたらない。標高710m辺りのこの出合の先からゴーロは大きくなり、2条3m滝が現れ真中を登る。その先の2m滝と小滝を抱えた短いゴルジュを抜けると開けた感じとなり休憩を摂る(標高800m辺り)。
その直ぐ先で3条6m滝が現れる。右から行けそうだがシワーを浴びるようだ。左のルンゼから小さく巻き、続く2m+4mトイ滝は右から小さく巻く。次の2m+2条2m滝で沢が小さく右にまがり、2条5mCS滝が現れ、それを左からお助け紐で登る。その先、標高860m辺りで連続トイ条滝10mが現れ、次に大岩スラブの15m滝が現れ、それを左から登り、休憩。
ゴーロを進み左に曲がると、倒木の掛かった4m滝が現れ、右を登る。続いて明るく短いゴルジュの中の小さい釜を持った2m+2m+滑5m滝を過ぎ、3m、2m滝を越え標高950mで小さく右に曲がるところで左から小沢が6m+6m滝で出会う。更に進み4m、4m階段状滝を過ぎ、標高980mで右に曲がるところで5m滝が現れ右から巻き、続く5m滝下へ残置シュリンゲを利用してゴボウで下降。ゴーロが次第に大きくなった中を先に進むと、4m、8m滝が現れ、8m滝は左を登る。続く5mCS滝も左を巻き気味に登り、次の2条6m滝は右を青木さんに続き坂爪さんが登ったが、左を巻く塾長に渡部さん山田が続き、かえって時間が掛かってしまった。10分程のゴーロ歩きでおっかえし沢が左から出合い、休憩。
傾斜の強くなったゴーロを更に10分程進むと地蔵沢が右から出合うがその先もゴーロが続く。下界の見晴らしが良い。水量3:1の枝沢を右に見て沢が西に向きを変えた標高1250m辺りで休憩。下界は見えなくなるが、地蔵山の下の平坦部の草原が見え、そこは気持ちのよさそうな所だ。稜線も近い。
水量が少なくなり、傾斜のきつくなった小さなゴルジュ様の2m+2m+3m+4m滝を登り、その4m滝はシュリンゲで助けてもらう。ゴルジュを先にはゴーロが続き、その先にまた小さなゴルジュ様の2m+3x3mが現れる。次の4mトイ条滝は、青木さん、坂爪さんが突っ張りで登る。またゴーロが続く中、高度を稼ぐ。標高1350m辺りで昼食。そろそろ終了点が身近に見えてくる。
5m滝を過ぎ、標高1430m辺りで沢が右に曲がる辺りで水が涸れ出し、3m、2mCS、4m涸滝を越えると、20m涸滝が現れる。上部はスラブが続くようだ。青木さんが正面左を試みるが、断念。その左側のカンテもいいかなと思ったが、巻きを探っていた塾長が左から巻けるとのことで、全員塾長に続く。しかし途中の草付きで行き詰まり、青木さんにゴボウで助けていただく。塾長にザイルを渡し、塾長がトラバースしながらザイルを張る。この涸滝通過に1時間かかってしまった。
涸滝の上からはスラブ帯が始まり、三国岳頂上まで続いている。沢筋を進むと5m涸滝が現れ、青木さんは左岸スラブ帯を進むが、我々にとって草付きスラブの処理は難しいと塾長はみて、青木さん以外は右岸潅木帯へと進む。藪漕ぎ30分程で登山道に出る。
三国小屋前で全員合流し登山靴に履き替え下山。ガスが出て来る。剣が峰、地蔵山巻き道(美味しい清水あり)、長坂経由で、2時間半程で御沢野営場へ戻る。いいでの湯(17時以降は大人300円!)で汗を流し、東京への帰路を急ぐ。
<コースタイム>
御沢野営場 06:08 ~ よもぎ沢出合上(入渓点)06:23-06:39 ~ 大滝への沢の出合 06:46 ~ どんが沢出合 07:22 ~ おっかえし沢出合 10:27-10:36 ~ 地蔵沢出合 10:46 ~ 20m涸滝 12:29-13:25 ~ 三国岳 14:19-14:34 ~ 地蔵山巻き道の水場 15:19-15:26 ~ 中十五里 16:12-16:20 ~ 御沢野営場 16:54